NEW STANDARD株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:久志尚太郎、以下NEW STANDARD社)の代表取締役 久志が、2025年11月に中国・上海で開催されたデザインカンファレンス「ADIC 2025(Asia Design & Innovation Conference)」にて、東京大学大学院工学系研究科の学術専門職員としてデザイン・マネジメントおよび主体感の最新研究に関する論文を発表したことをご報告します。
本カンファレンスは、国際的なデザイン学会である「The Design Society」のアジア支部として開催されており、ADIC 2025のテーマは「スマートで持続可能な世界のためのデザイン」です。デザインとイノベーションに関する基盤的な研究・教育課題に加え、スマートで持続可能な人間体験のためのデザインを含む、画期的な研究・教育トピックが取り上げられました。
■ADIC2025 開催概要
Asia Design and Innovation Conference(ADIC)2025
https://adic.tongji.edu.cn/
https://asiachapter.designsociety.org/
期日:2025年11月20日(木)〜21日(金)
会場:上海(中国)
主催:The Design Society
■講演内容
タイトル:A Theoretical Framework for Integrating Sense of Agency and Psychological Safety Using the Free Energy Principle
講演者:谷山 建作
著者:谷山 建作、久志 尚太郎、柳澤秀吉
発表内容:デザイン・マネジメント領域における「主体感(Sense of Agency)」と「心理的安全性(Psychological Safety)」を、認知科学の枠組みである「自由エネルギー原理(Free Energy Principle)」/Active Inferenceモデルに統合し、チームや組織における介入デザインの理論的枠組みを提示しました。
■背景・目的
近年、変化の激しい社会・経済環境の中で、プロジェクトチームや組織が創造的アウトプットを生み出すためには、メンバー一人ひとりが「自分ごと」として能動的に関わること(主体感)と、安心してアイデアを出せる環境(心理的安全性)が不可欠とされています。弊社では、ブランド/ユーザー起点のアジャイルな価値創造を長年支援してきた経験から、この両者を定量的・操作可能なフレームワークとして再構築し、デザイン実践に活かすことを目的として本研究を進めました。
本発表により、デザイン実践者・組織開発者・研究者がチーム設計・プロジェクト設計において、「予測誤差」「事前分布の分散(prior variance)」「事前選好の分散(preference variance)」というパラメータを意識的に設計・介入できるという視点を提供します。これにより、単なる組織論や心理的安全性の定性的議論を超えた「操作可能な理論的ツール」としての活用が期待されます。
■今後の展望
NEW STANDARD社は、ユーザー起点・アジャイル・価値創造を軸に、先端的な理論研究と実践支援を両輪で推進して参ります。また、本論文発表を契機に、当社のチーミングワークショップ研修の知見と融合した「ワークショップ/社内研修モジュール」の企画・提供を進めていきます。
■プロフィール
久志 尚太郎
NEW STANDARD株式会社 代表取締役
「この世界は、もっと広いはずだ」をパーパスに、創作・経営・研究を行う。16歳でアメリカの高校を飛び級で卒業後、外資系IT企業を経て社会起業家に転身。2014年『TABI LABO』(現:NEW STANDARD)を創業。2023年Anglia Ruskin UniversityでMBAを取得後、東京大学大学院工学系研究科・柳澤秀吉研究室に所属し研究・教育活動を開始。専門は、デザイン思考、意味のイノベーション、感性設計学を活用したコンテンツ・プロダクト・広告開発。
<本件に関するメールでのお問い合わせ先>
NEW STANDARD株式会社 広報
info@new-standard.co.jp

