
NEW STANDARD株式会社(本社:東京都世田谷区 代表取締役:久志 尚太郎 以下、NEW STANDARD)が運営するシンクタンク「NEW STANDARD THINK TANK」は、「2026年の“文脈”を読み解く5つの重要キーワード」レポートを2026年7月2日(木)より公開しました。
本レポートでは、M・Z・α世代を中心とした独自の調査をもとに、これからの新しい価値創造の基軸となる社会や市場全体に通底する「コンテクスト(文脈)」を5つの重要キーワードとして解説しています。
※本リリースに掲載している内容は一部抜粋版です。フルバージョンはフォーム記入後、無料でダウンロードいただけます。

2026年現在、生活者の価値観や行動様式はかつてないスピードで複雑に変化しています。これまでマーケティングの主流であった効率主導や、SNSを中心としたオープンなコミュニケーションに対して、明らかな揺り戻し(カウンター)の気運が見られ始めています。
このような変化の過渡期において、過去の成功体験やトレンドワードを追うだけでは、本質的な意味や価値を捉えていくことは困難です。今ビジネスやブランド開発に求められていることの1つとして、社会や市場全体に通底する「コンテクスト(文脈)」を読み解く力が挙げられます。
生活者が無意識に感じている「変化」や、一見すると矛盾しているように思える行動の裏側にある文脈を掴み、次なる意味づくり(ミーニング・デザイン)を加速させるためのヒントをお伝えします。

「手触り」「ひと手間」を求める若者たち。あえて“ままならなさ”を選択する
世の中のデジタル化や自動化が進む一方、実際に自らの手を動かすことで「自分らしさや主体性」を再確認しようとする動きが見られます。趣味やライフスタイルにおいて、あえて思い通りにいかない「ままならなさ」を意図的に楽しむ傾向があり、ベランダ菜園や手仕事(味噌・ぬか漬けなど)、編み物、飲食のセルフカスタムなどが人気を集めています。
企業にとっては、すべてを効率化・最適化する「過保護な設計」ではなく、生活者の遊び心を信頼しながら「自分の手で成し遂げた」という主体性と充足感が得られるような「ゆだねる設計」が今後のポイントになるでしょう。
暮らしもSNSも、マイクロに。小さく、閉じたコミュニティでの「自分」こそが自分らしい
リアルとデジタルの両面において、比較的小さな閉じられた関係性を求める文脈です。全方面から監視され失言も許されないオープンなデジタル空間への疲れから、広く浅い繋がりを離れ、親しい仲間や特定の趣味を持つ限られたメンバーだけのクローズドな環境(setlogやBeReal.など)に回帰しています。
また、独自の文化を持つ地方都市へのクリエイティブ人材の集積や、「地元」をテーマとするコンテンツ(漫画やラップなど)への支持も高まっています。
社会的ステータスよりも「うちら」をつなぐものへと変化する生活者の価値観を捉え、超局所的なコミュニティの醸成を助けるツールや仕組みの提供が求められています。
「冷笑」を吹き飛ばせ。「アチアチ」な刺激を求める潮流
人の真剣な主張や活動を斜に構えて見下す「冷笑主義」に反し、ピュアで行動的な姿勢を大切にする「Re:青春」な潮流が生まれています。コロナ禍によって中高生時代の青春体験(部活動、学校行事など)を制限された世代が、大学や社会に出て「当事者として熱狂や青春を奪還する」というリベンジ欲とも融合しています。オーディション番組の舞台裏にある剥き出しのリアルや、人間臭い努力を描いたスポーツアニメ・漫画、誰かの全力の頑張りに強く共感し応援する姿が見られます。
ブランドは生活者の熱量を肯定し、背中を押し続ける「青春体験の共犯者」となることで、強いエンゲージメントを生み出すことができるでしょう。
更新し続ける「自分」ってなんだ? ミクロなラベルを主体的に選び、自分を再発見する
他者から一方的に固定された社会的属性で分類される従来のラベリングが崩れる一方、自己理解のために「MBTI」や「界隈」といったミクロなラベルを主体的に選ぶカルチャーが形成されています。アルゴリズムや過剰なパーソナライズによる決めつけから脱却し、気分や環境に合わせて「今の自分」を主体的に編集・アップデートし続けるインサイト(流動的なアイデンティティ)が存在します。
固定されたブランドイメージを押し付けるのではなく、自らの変化に合わせて役割や使い方をカスタマイズできる柔軟性(余白)を持った商品やサービスが、今後の市場を牽引していくでしょう。
ポーズじゃない、向き合う力。見透かす生活者が求める「本質」
「SDGsや多様性にコミットする」といった表面的なイメージアップは顧客から見透かされる時代になり、生活者の関心は「今の自分の暮らし」や実利(価格、機能性・実用性)へと移っています。これからの時代に求められるのは、企業の考えや実力が商品・サービスそのものに表れている「有言実行」あるいは「不言実行」の姿勢です。都合の悪い情報も開示して地道に品質を磨くこと、伝統的日本企業(JTC)の雇用や品質へのこだわりへの再評価、過酷さを隠さず透明性を持って提示する企業文化などがその象徴です。
表面的なマーケティング手法ではなく、本来企業が大切にしてきた「ものづくり」や「顧客との実直な向き合い方」という本質に立ち返る好機とも言えます。
※本リリースに掲載している内容は一部抜粋版です。フルバージョンはフォーム記入後、無料でダウンロードいただけます。

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