クライアント
アサヒビール株式会社
プロジェクト
「BDX」を活用した『ASAHI YORU BEER』ブランド開発・パッケージデザイン
What is NEW STANDARD?
エスプレッソ×黒ビールが持つ情緒価値を軸に、
「BDX」を活用した“ユーザー起点”のブランド開発を実施
ブランドや商品に対してパーパスが求められ、 ユーザーにとって“消費する価値(イミ)”が必要とされる時代。従来のビールにはない、新しい価値(イミ)を提供するビールの開発を目指し、当社の「BDX」プロセスを用いた全く新しい手法でのブランド開発をパートナーとして伴走した。「デザイン思考」や「アート思考」、「アジャイル開発」などのプロセスを折り込み、“ユーザー起点”のインサイトを捉え、提供すべき新しい価値(イミ)を定義。飲む人にとって「思い思いに好きなことを楽しめる、ゆったりとした心地よい夜時間」を届けることをプロダクトや顧客体験のコンセプトに据え、開発を行った。2022年12月、全国のセブン‐イレブンで販売が開始された。
※「BDX(ブランドデジタルトランスフォーメーション)」とは
ミレニアルズ及びZ世代のインサイトをとらえたパーパスドリブンな顧客体験(=CX)を体現する新規ブランドの立ち上げや既存ブランドの再創造を、オン/オフ統合してワンストップで支援するサービス
Points
「思い思いに好きなことを楽しめる、
ゆったりとした心地よい夜時間を」新しいビールの価値(イミ)創造
ビールといえば、飲み会の席で複数人で賑やかに飲むシーンを想起する一方で、1日頑張った自分を労うために自宅で飲むシーンも少なくないはず。今回の商品では後者のシーンに着目し、エスプレッソの香りや味わいでよりリラックスできる情緒価値を強みに、「ゆったりとした心地よい夜時間」にフォーカスした新しいビールの楽しみ方を提案。「デザイン思考」をベースとした「BDX」のプロセスや、Z世代&ミレニアルズのスペシャリストとしての当社のケイパビリティを提供し、商品が提供すべき新しい価値を明らかにした。
「デザイン思考」を取り入れたパッケージデザイン
『ASAHI YORU BEER』では“ユーザー起点”の「デザイン思考」を取り入れ、多様な切り口からユーザーのインサイトに寄り添うデザインを編み出していった。エスプレッソと黒ビールを掛け合わせている商品特長から、コーヒー好きなユーザー、黒ビール好きなユーザーどちらにもインタビューを実施し、それぞれの視点から捉えたユーザーインサイトをもとにBI(ブランド・アイデンティティ)を策定・パッケージデザインに落とし込んだ。
ワンチームで共に取り組んだブランド開発
「BDX」のようにユーザー起点の“共創”を重視するプロセスにおいて、ユーザー、クライアント、パートナーの対等なパートナーシップは重要なポイントとなる。特に「デザイン思考」のプロセスでは複数回のワークショップでの発散・収束を繰り返しながら進行していくため、チームメンバー全員が各人の視点での意見を発散し、ディスカッションを通して相互に気づきを与えながら共創して発売に向け進めていくことができた。
Client’s Voice
アサヒ ヨルビールのブランド開発・パッケージデザインに1つのチームとしてお取り組み頂き、大変感謝しております。ヨルビールのターゲットシーンである「ゆったりとした夜の時間」の解像度を上げるためにユーザーインタビューを繰り返し、その結果を見ながら会議時間いっぱいまで真剣かつ本音でディスカッションできたことは、担当としても非常に勉強になり、ワクワクする時間でした。アサヒ ヨルビールをゆっくりと飲みながら夜を過ごすことで、お客様の大切な夜の時間がゆったりと流れ、くつろげますことを、心より願っております。
What we do?
<戦略フェーズ>
・HMW(問いの策定)
・BI(ブランド・アイデンティティ)プロトタイプ策定
・ユーザーデプスインタビュー
・BI策定
・商品コンセプト策定
<パッケージデザインフェーズ>
・パッケージプロトタイプ策定
・商品名、タグライン策定
・ユーザーデプスインタビュー
・最終パッケージデザイン
<コミュニケーションフェーズ>
・商品ホームページ企画・開発〜制作
・セブン‐イレブンアプリバナー開発〜制作
開発および制作物
■『ASAHI YORU BEER』ブランドデザイン・パッケージデザイン
※2022年12月より全国のセブン‐イレブンで販売
■ASAHI YORU BEER商品ホームページ
https://www.asahibeer.co.jp/yorubeer/
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