【WORKS】ミルボン｜「BDX」を活用した『“milbon”& AROMATIC』ブランド開発・パッケージデザイン

ミルボン｜「BDX」を活用した『“milbon”＆ AROMATIC』ブランド開発・パッケージデザイン

2023/04/20

クライアント

株式会社ミルボン

プロジェクト

「BDX」を活用した『“milbon”& AROMATIC』ブランド開発・パッケージデザイン

What is NEW STANDARD？

「BDX」を活用した“ユーザー起点”のブランド開発を実施

ブランドや商品に対してパーパスが求められ、ユーザーにとって“消費する価値（イミ）”が必要とされる時代。新しいターゲットに対する、新しいブランド開発を目指し、当社の「BDX」プロセスを用いた全く新しい手法でのブランド開発をパートナーとして伴走した。
「デザイン思考」や「アート思考」、「アジャイル開発」などのプロセスを折り込み、“ユーザー起点”のインサイトを捉え、提供すべき新しい価値（イミ）を定義。ユーザーの日常の中での癒やしの時間や、なりたい自分に近づいていると実感できる毎日といった「ココロオドル」体験を届けることをプロダクトや顧客体験のコンセプトに据え、香り・パッケージ・コミュニケーション等の開発を行った。2023年4月、全国のミルボン取り扱いサロンおよびミルボンオンラインECのmilbon:iDで販売が開始された。

※「BDX（ブランドデジタルトランスフォーメーション）」とはミレニアルズ及びZ世代のインサイトをとらえたパーパスドリブンな顧客体験（=CX）を体現する新規ブランドの立ち上げや既存ブランドの再創造を、オン/オフ統合してワンストップで支援するサービス

Points

ヘアケアの新しい価値（イミ）創造

これまでの顧客と異なる新しいターゲット層の獲得を目指し、新ブランドを立ち上げることを目的に、ターゲット層が持つインサイトを探り、商品開発をするためにデプスインタビューを複数回実施。そこから得られたn=1のインサイトを起点に、「ユーザー対話型プロトタイプ」を重ね、ブランドアイデンティティを構築していった。ミルボン社の技術や強みは活かしながら、インサイトを起点に情緒価値に着目し、新商品が提供すべき新しい価値を明らかにした。

「デザイン思考」を取り入れたパッケージ・香りデザイン

従来のパッケージデザインは、市場や外部環境を起点とした「マーケットトレンド」から編み出されることが一般的。しかし『“milbon”& AROMATIC』では“ユーザー起点”の「デザイン思考」も取り入れ、多様な切り口からユーザーのインサイトに寄り添うデザインを編み出していった。
香りの開発にもユーザーの声を取り入れており、実際にインタビューで多数の試作品の香りを嗅いでもらいながら、ユーザーのインサイトを捉えた香りの開発を進めていった。

店頭やオンラインでの出会いから購買・継続までの体験設計

ユーザーに店頭で手に取ってもらうための店頭ツールの開発、オンラインでの購買のきっかけとしてもらうための体験キットの開発など、それぞれのタッチポイントごとに購入・継続までのユーザー体験をカスタマージャーニーに落とし込み、店頭とオンラインにおけるトータルな体験設計を実現した。

Client’s Voice

本プロジェクトでは、美容室での新たな顧客価値を創造するというテーマのもと「BDX」のサービスを活用し、顧客調査、ブランドコンセプトの策定、プロダクトのパッケージ、プロモーションのツール作成までを行いました。
ミルボンでは、美容師の感性的な技術力や美容ノウハウを科学の力で実現するという独自の開発方針を持っています。伴走型のプロジェクトにより、弊社の持っている美容室専売品としてのクオリティと「BDX」の顧客インサイト調査から導かれた情緒的価値が融合した、魅力的な新プロダクトを生み出すことができました。
（株式会社ミルボン：竹渕さん）