MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。

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🍶 一回500円、上野と秋葉原に「日本酒ガチャ」が出現
2025.06.23 TABI LABO – 株式会社JR東日本商事は、オリジナルカプセルトイ『旅するポケット酒場 ~日本酒編~』を2025年6月13日から販売。地域の美味しいお酒50mlをパウチに詰めてカプセルに封入する形式で、SAKE DIPLOMA認定のスタッフが選定した6種類の日本酒が楽しめる。また、パウチのQRコードを読み込むと旅のナレーション風の声でお酒と蔵元の紹介案内が流れるという。飲酒人口が減少する中で、この取り組みによって気軽に楽しめる体験型サービスを通じて日本酒の魅力を広めることを目指す。 [記事を読む]

・飲酒人口の減少と、地域の酒文化を再発見するニーズの高まり
・カプセルトイ形式で、新しい日本酒の体験価値を提供
ランダム性を持たせることで知らなかったお酒と出会う仕掛け
・SAKE DIPLOMA認定スタッフが6種のお酒を厳選
QRコードによるナレーションでお酒と蔵元のストーリーを共有



何が出るかな?
パウチ入りの本物のお酒が出てくる“日本酒カプセルトイ”

・どうしたら、日本酒に馴染みがない若者が、気軽に日本酒の魅力を体験し、その造り手の想いに触れることができる仕組みをデザインできるだろうか?
・どうしたら日本酒の魅力を知らない人々が、旅行気分を味わいながら新しいお酒を発見する体験をデザインできるだろうか?

💁🏻♂️ カプセルトイは、単なる玩具から体験価値やストーリーを提供するメディアとして確実に進化していますね。パウチ入り50ml 500円で手軽に日本酒の魅力を楽しめる点がいいなと思います(ミレニアル世代/30代/男性)
💁🏻♀️ 日本酒に興味があっても、何を飲めばよいかわからないZ世代にとって、カプセルトイのようなワクワクする体験から出会えたお酒には特別な運命を感じられそうです(Z世代/20代/女性)
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Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。


