背景/課題
miness は、まだ認知拡大の途上にあり、購買に結びつけるまでの導線構築に課題を抱えていた。昨年度のTikTok施策では、CPM高騰によりリーチ目標が未達となる一方でCTRやCPCでは高い成果を収め、特に機能訴求よりも情緒訴求が効果的であることが明らかになった。
また、10代と20代後半では響くストーリーや起用すべきKOL像が異なることも示唆され、これらの結果から、若年層へのアプローチには「情緒」が共感を呼ぶ最大の要素であると学んだ。
こうした知見を踏まえ、今回の施策ではターゲットのライフスタイルに沿った「トライブ別アプローチ」を導入し、ユーザーに自分ごと化と認知拡大を両立させる新たなプロモーションを企画した。
What is NEW STANDARD?
トライブ別の情緒設計による自分ごと化
ユーザーの関心は引けるものの剃毛の存在感が薄くなる可能性がある美容文脈を外し、若年層が共感しやすい「推し活」「サウナ」「スポーツ部活」といったトライブを選定。それぞれに親和性の高いインフルエンサーを起用し、トライブ別の情緒的なストーリーを設計した。
ユーザーが「これ、わたしのことだ!」と感じられる文脈を通じて、ブランド体験を自分ごと化させる新しいアプローチを実現した。
戦略のポイント
トライブインサイトを捉えたメッセージ設計
「推しに会う日の自分磨き」「自分のために整えるスキンケア」「大会前の整えルーティン」といった各トライブの価値観に即したメッセージを設計。共感と関心を高めるストーリーを構築した。
KOL起用による共感性の高いコンテンツ発信
各トライブに合わせたKOLを起用し、それぞれの文脈に沿った動画を制作。フォロワー数ではなくクリエイティブの中身が成果を左右するという前回施策の知見に基づき、自然な共感を得られるコンテンツを発信した。
広告配信による認知拡大と効率化
オーガニック投稿を広告配信にも活用。TikTok特有の低CPCを活かし、効率的にクリックを獲得。認知拡大と購買促進を両立する仕組みを設計した。
成果
本プロモーションは主要KPIにおいて高い成果を達成した。特に、クリック獲得数では目標を大きく上回りKPI達成率178%を記録し、認知拡大と購買喚起に寄与した。また、CPCを大幅に抑制することに成功し、効率的な配信を実現した。
さらに、美容文脈から離れた「推し活」「サウナ」「スポーツ」といったトライブ別アプローチが若年層に強く響き、ユーザーの自分ごと化やUGC創出に大きく貢献した
実施内容
・KOL/インフルエンサー施策
制作物
◾️シホるん
@shihosan_star 夏の現場前に必ずやる事3選!🌻⭐️ minessうで・あし用カミソリ皆も使ってみてね!🩵 #PR #miness #貝印 #マイネス #セルフケア #ボディケア ♬ オリジナル楽曲 – ⚡️シホるん⚡️
◾️ひとみの日常
@ureshiitanoshiidaisuki 毎週サウナ旅する私のWhat’s in my bag! サウナ旅の持ち物はシンプルに! 私がいつも使っているおすすめの持ち物を厳選したよ🧖♀️ minessの背中用は長いグリップで肩や背中までしっかり届いてらくらくケア!✨ フェイス用は旅先でも手軽に眉のお手入れができて特にお気に入りです😊 #PR #miness #サウナ #サ旅 #マイネス #貝印 #セルフケア ♬ Anyone in 2025? – しゃろう
◾️ひな
@hina_volleyball_ minessで自分自身のケア🐣🏐 #PR #miness #マイネス #貝印 #セルフケア #バレー部あるある #バレー部 ♬ ショパン ノクターン第2番 ピアノ モノ – moshimo sound design
