背景/課題
明治 エッセル スーパーカップの若年層接点を強化するため、原宿・渋谷エリアでの短期イベントを検討。高校生を中心としたティーン(10代)が「参加したくなる動機」と「思わずシェアしたくなる体験」を同時に満たす設計が必要とされた。核となるアイデアは「実験感覚で自分だけの理想のアイスの組み合わせを見つける」こと。体験そのものがUGCとして拡散される導線づくりが重要な論点となった。その前提として捉えるべき「ティーンの価値観やトレンド、インサイト」について企画ブレストから参加し、言語化と整理に伴走した。
What is NEW STANDARD?
若年層インサイトに基づく「体験の核」と「拡散の導線」の同時設計
NEW STANDARDは、Z世代の専門知見を起点に、若年層施策の企画アドバイザリーとアイディエーション伴走支援を提供。会議では、Z世代を含むティーンの価値観やトレンド事例、拡散を促すインサイトを共有し、本イベントへの参加を通じて「自分だけのエッセルを見つける」をコアとした体験案を提示。自分らしさを生む”過程”そのものに価値を見出す設計を提案した。
戦略のポイント
価値観やトレンド、体験型施策の最新事例をリサーチ
Z世代を含むティーンの価値観や、SNSで話題になった国内外の体験型イベントの最新事例をリサーチ。「体験の過程そのものが映えること」「参加者自身がコンテンツを作れる余白があること」が重要なポイントであることを整理した。
リサーチ結果から拡散を促すインサイトを抽出
リサーチ結果を踏まえ、ティーン向け体験型施策において拡散を促すトリガーとして「イマーシブ/パーソナライズ/シュールトレンド」の3つのキーワードを選定。自己表現を重視するZ世代の特性に合わせ、「実験しながら自分だけの味を見つけること」が体験の軸となるようインサイト情報を提供した。
企画アイディエーションへの伴走
リサーチした体験型イベントの最新事例や抽出したインサイトを踏まえ、ティーンの行動文脈と拡散設計の要点を整理。「イマーシブ→パーソナライズ→シュールトレンド」という「没入→創る→ネタ化」のサイクルで、体験価値と拡散力を同時に高めるアイデア創出に伴走した。
成果
ティーンの価値観やインサイトを起点に、体験価値と拡散力を同時に高める企画判断を後押し。4日間の会期で来場者数1,200名を超え、短期開催という制約の中でも、UGC起点の認知獲得を実現した。「自分だけの味を見つける」というティーンのインサイトを体験設計に落とし込み、若年層視点から企画の方向性を言語化することでチームの合意形成やイベントプラニングの具体化に寄与した。
実施内容
・企画アドバイザリー
・アイディエーション伴走支援

