背景/課題
“瞑想シャンプー” Levätä の課題となったのは、メインターゲットである20〜30代男性に対し、いかにしてブランドの世界観を効果的に浸透させるかという点であった。従来の広告やキャンペーンでは、ブランドが持つエンドベネフィットである「心身をリセットし、モヤモヤからスッキリへと導く価値」を十分に伝えきれず、機能訴求にとどまる傾向があった。そこで、単なる情報発信にとどまらず、実際に製品を手に取り、体験してもらう場を設けることで、ブランド価値を自分ごととして感じられるようにする新たなコミュニケーション戦略が求められた。その実現のため、都市型スパ施設 TOTOPA とタイアップした“体験型プロモーション”を企画した。
What is NEW STANDARD?
全身で体感できるブランド世界観の提供
Levätäが持つコンセプト「明日のために、休める大人に。」に紐づく独自の心地よさを、空間・香り・行為を通じて体験化。浴室での製品試用や、サウナでの香り体験、さらに悟空のきもち監修による「瞑想シャンプーメソッド」を組み合わせ、単なるプロダクト認知にとどまらない“没入型ブランド体験”を設計した。これにより、参加者一人ひとりがブランド価値を自分ごととして感じ取れる新しい接点を創出した。
戦略のポイント
ブランド世界観を体感できる空間演出
TOTOPA全体をLevätä のグラデーションカラーや世界観で統一。館内装飾、ディスプレイ、フレグランスなどをブランド仕様に染め上げ、施設に訪れただけで「Levata の癒し空間」へ引き込まれるよう設計した。
体験コンテンツと専門知見を生かした体験ブースによる価値向上
浴室では製品を自由に試用できるコーナーを設置し、さらにアロマロウリュで Levätä の香りを活用したサウナ体験を提供。加えて、「悟空のきもち」スタッフによる「瞑想シャンプーメソッド」を体験できる場を用意することで、専門性と体験価値を掛け合わせたユニークなコンテンツを実現した。
SNS拡散を意識した空間設計と購買導線
会場には LED サインやウェルカムボードなどアイコニックな装飾を撮影可能エリアに配置し、来場者による撮影・投稿を促進した。その結果、Instagram やサウナイキタイ等において自然なUGCが多数発生した。また、Levätä のシャンプー・トリートメントやブラシをアメニティとして設置し、実使用から購入検討へとつながる導線を設計した。
成果
本プロモーションはユーザーの関心を大きく集め、参加者から高い評価を得た。主要KPI(合計来場者数や瞑想シャンプーメソッド体験者数)においても成果を収め、とりわけ瞑想シャンプーメソッドは予約開始後すぐに満員となるほどの人気を獲得した。また、撮影導線を意識した会場設計によりSNSでの投稿が自然に拡散され、UGC創出にも大きく寄与した。
実施内容
・リアルイベント
・PR
制作物


