【メンバー紹介】クリエイティブ ディレクター:多木裕晶

外資系広告代理店を経て、2026年にNEW STANDARDへ参画しました。現在はクリエイティブ・ディレクターですが、それまでは戦略プランニング、Webマーケティング、プロデュース、メディアプランニングなど、幅広い業務を経験してきました。
そのキャリアを活かし、定量調査やFGIなどを用いた戦略立案から、ビッグアイデアの創出・クリエイティブ開発、その先のコミュニケーションデザインまで、一気通貫してディレクションしています。
戦略とクリエイティブの両方を手がけてきたからこそできる、その掛け合わせが強みです。
戦略的な知見をもとに世の中の時流やインサイトを読み解き、そこにクリエイティブな切り口を加えることで、ユニークな意味的価値やアイデアを生み出します。
「ペットのいないペットショップ」という企画です。
これは、空のケージのなかに、地方の広い環境で暮らす保護動物をホログラムでストレスなく映し出すという、新しい形のペットショップです。生体販売が当たり前の日本のあり方に一石を投じつつ、来店客が「購入しよう」と心が動くその瞬間に、里親という新たな選択肢を提示しました。多くの方に来場いただくとともにメディアでも話題となり、ACCのブロンズ、Spikesのショートリストを受賞しました。
戦略的な時流・インサイトの読み解きと、クリエイティブな創造性とを掛け合わせた、自分ならではの事例だと思っています。
クリエイティブという立場から、私は「違和感をつくること」を大切にしています。
課題に真正面から答えようとすると、どうしてもストレートな解決策にたどり着いてしまいがちです。それは正しいかもしれませんが、あまり面白いものにはなりません。人々に気づいてもらうための違和感(事前信念との予測誤差)こそが、アイデアの本質だと思っています。
自分の体でチャレンジしてみることです。情報がネット上にアーカイブされ続け、それをAIがわかりやすく手元に届けてくれる今の時代だからこそ、最も大事なのは、自分の体で感じた体験だと思っています。密度の濃い体験を重ね、そこで自分が感じたことを蓄積していく。そうして初めて、体重の乗った言葉やアイデアが出てくると思っています。
モノが溢れ、機能的な価値が天井に達しコモディティ化していくなかで、これからますます人々は、自分にとって特別な「意味」を感じられるものを選んでいくと思うからです。
世の中から反応があり、それによって大小さまざまな目的が達成されたときです。
自分がつくったものが、誰かの心を動かし、態度や行動を少しでも変える。その手応えを感じられた瞬間に、自分は世の中とつながれたと実感します。狭い会議室の中で考えていたことが、社会の中で確かに息づいた。そう思えることが、この仕事の一番の醍醐味です。
人とコミュニケーションをとることです。仕事とは違う脳みそを使うことがリフレッシュになりますし、たとえ話題が仕事のことであっても、会話は自分に新たな視点を与えてくれることが多いです。
最近は、子どもとのコミュニケーション(というより、振り回されること)も、予測不能でいい気分転換になっています。
個人的な気持ちとしては、どんな課題でも取り組んでみたいと思っています。ただ、世の中の常識や、人々の根本にある考え方そのものを変えなければならない。そんな課題には、特に強くワクワクします。難しい課題ほど、そこで見つけた「意味」は強く、意義深いと思うからです。
簡単には解けない問いも、企業の皆さまと共に挑んでいけたら嬉しいです。
昔、師匠に言われた「誰の嘘にのるか」という言葉を大切にしています。
我々の仕事は、未来をつくることだと思っています。ただ、未来は、極論をいうと本当のところは誰にもわかりません。その意味で、一種の「嘘」のようなものだと思うのです。でも、それが、取引先の企業の方であれ、制作パートナーであれ、消費者であれ、関わる人々が「のりたいと思える嘘」であれば、みんなで同じ方向を向いて、その嘘が、実現していく。だからこそ、この仕事には、ワクワクが大事なんだと思います。
★★★
ビジネスに、新しい「意味と価値」を——。
NEW STANDARDには、それぞれの専門性から時代のコンテクストや生活者インサイトを読み解き、企業やブランドの課題に並走する多様なプロフェッショナルが在籍しています。
「まだ要件は固まっていないけれど、専門家を交えてブレストしたい」「自社の強みを新しい角度から再定義したい」など、まずはカジュアルなご相談からご一緒させてください。
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