プランナーに向くのは 「話し上手」ではなく 「聞き上手」?

2021/03/26
ニュースタ!編集部

NEW STANDARD社での仕事とキャリアを伝えるべく、『ニュースタ!』では前回、フォトグラファー・山崎に迫る記事を公開しました。

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今回、話を聞いてみたのは、新卒1年目から大型クライアントの案件を担当しているプランナーの大宮です。

プランナーとして企画を考案するだけではなく、クライアントにミレニアル世代やZ世代の価値観を理解してもらうために働きかける彼女に、仕事で大切にしている姿勢を聞きました。また、大宮は新卒2年目で関わった大正製薬の案件から、社内で大切にされている個性を重んじるカルチャーの重要性についても語ります。

プランナーとして得られた「創造力」と「想像力」

──大宮さんはプランナーとして活躍されていますが、主な業務内容から教えていただけますか?

企業のプロモーションやコミュニケーション戦略について考案しています。NEW STANDARD社におけるプランナーは業務の幅が広く、コピーライティングを担当することもあれば、SNSの投稿文言を考えることもあります。案件の上流から下流まで関わっていますね。

クライアントとの打ち合わせなどで、ミレニアル世代やZ世代の価値観や物事の捉え方などを伝えることもあります。従来のコミュニケーション方法にこだわっていると、彼/彼女らに商品やサービスひいてはブランドの魅力を届けられないこともあるので。

──ミレニアル世代やZ世代の価値観をつねにクライアントに理解してもらえるとは限らないと思います。クライアントの伝えたいメッセージやコミュニケーション手法と、提案した内容が乖離した場合はどのように説得するのでしょうか?

個人としての考えを伝えるようにしています。提案させていただく内容はNEW STANDARD社のフレームワークに基づいていますが、必ずしも理解を得られるわけではありません。そこで重要となるのが、n=1としての意見だと考えています。

プロモーションのターゲットが私と同じ世代に設定されているなら、ひとりの消費者として、取り繕わずに素直に感想を言います。リアルな声を届けたうえでミレニアル世代やZ世代のインサイトを説明すると理解していただけることもあります。

n=1としての意見をないがしろにせず、しっかりとクライアントに伝えられるのは、常にNEW STANDARD社が個性を大切にしているからだと思います。

──広告制作におけるNEW STANDARD社の特徴はなんだと思いますか?

旧来までの価値観や考え方、社会のルールに縛られず、新しいカタチを提供できることだと思います。クライアントや消費者にとって、今まで体験していなかったことや、気づき、発見を届けられるのが強みですね。

あとはユーザー起点で物事を捉えられること。「ユーザー視点が大事」ってよく言われていると思うのですが、意外と消費者のインサイトやリアルな声を考えられていない場合が多いんですよね。若年層のインサイトはとくに、ですね。

NEW STANDARD社は、3つの事業(BUSINESS DESIGN & BRAND STUDIO、MEDIA STUDIO、PRODUCT STUDIO)が有機的に組み合わさることで、それに気づかせ伝える力や仕組みを構築できていると思っています。

事業スタイルそのものがケイパビリティになっていて、それが会社の方針やアイデンティティにも紐づいているのが最大の武器なのかなと。

──NEW STANDARDで働くことでプランナーとして身についたスキルや得られたマインドセットがあれば教えてください。

ふたつの意味での“そうぞう”力ですね。広告制作におけるアイデアや企画などを創造する力(Creativity)と、消費者などの考えや世の中の動きを想像する力(Imagination)です。

プランナーとして、これらのふたつのスキルは表裏一体で、両方を駆使しないとバリューを発揮できないと考えていますが、同時に身につくとは限りません。創造力が優れていても想像力がなければ、本当に伝えたいことが届けられないので……。NEW STANDARD社に入ってからは、このふたつのスキルが自分でも分かるほどに身につきましたね。

あとは、n=1としての意見をしっかりと伝える姿勢です。会社のフレームワークに沿った考えだけではなく、個人としての意見を伝えることが多いので、常に大宮としての意見を持つことができています。

早いスピードで成長できる環境

──プランナーとして、NEW STANDARD社ではどのような案件に関わってきましたか? 一番達成感を覚えている案件は?

ミレニアル世代やZ世代などの若年層をターゲットにした案件を主に担当しています。製薬会社やアパレル、化粧品、不動産、PC機器……ジャンルは幅広いですね。

そのなかでのハイライトは、大正製薬の案件です。新型コロナウイルス感染症が拡大しているなかでウェビナーを実施しましたが、それまでに経験したことのない特殊な環境下だったからこそ、自分自身の成長にもつながりました。

とくに参加者の方に直接フィードバックをしてもらえたのは刺激的な体験ですね。これまで自分がプランニングしてきたアイデアや企画をブラッシュアップする機会になりましたし、それと同時に自信を得られた機会でもありました。違う案件でインサイトを伝える時など、確実に活きています。

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──NEW STANDARD社に入ってからのご自身の変化についても教えてください。

自分でも信じられないくらい早いスピードで成長できていると思います。良くも悪くも新卒1年目から大きな案件を担当することが多かったので。

もちろん困難な状況も経験しましたが、それ以上に通常では考えられない経験をできていることに喜びを感じています。自分のアウトプットに対してクライアントから高評価をしてもらえると、やはり嬉しいですね。

──成長したことで起きた変化はありましたか?

正直、昔から平凡な自分がイヤだと思っていました。だから、私にしかできないことや私がやりたいことを仕事にしたいという想いが人一倍強かったのですが、成長を実感してから、自分を好きになれました。自信を持てるようにもなりました。

プランナーに向いているのは、聞き上手な人

──大宮さんはNEW STANDARD社でのインターンシップを経験した後、新卒採用として入社されていますが、どんな理由で入社を決めたのですか?

インターンとして参加する前にも就職活動はしていましたが、なかなか自分の納得がいく会社に出合うことができていませんでした。そんなときに、NEW STANDARD社(当時は株式会社TABI LABO)のコーポレートサイトを偶然にも発見して、直感でこの先の自分の人生で大切にしたい価値観を体現しているなと思い、そのままの勢いで応募しました。

──なるほど。

大手マスコミなどを受けてみましたが、どの面接でも、どれだけその会社に染まれるのかを聞かれているような気がしてしまって。私が大事していることや挑戦してみたいことを伝えても、会社の方針に沿っていなければいけない。どこか違うなと感じていました。

NEW STANDARD社の面接では「どんな価値観を大切にしているのか?」「個人の信念でやりたいことはあるのか?」などを聞かれ、それを認めたうえで掘り下げてくれました。個性をみているのだなと思い、私は好印象でした。

自分の意思を尊重してくれて、社員の前に私そのもののキャラクターや個性を活かしてくれる。物事の本質を捉えることができるこんな人たちと働きたい、と思ったんです。

──働いてみて分かったNEW STANDARD独自の価値観やカルチャーってありますか?

それぞれの社員がそれぞれの方法で仕事をしている点です。HOWの部分は個人に委ねてくれるので、クリエイティビティを損なってしまうような制約がありません。個性を発揮しやすく、アイデアを気軽に共有できる環境が整っていると思います。

また、「オフィス再編プロジェクト」というリモートワークが当たり前になった時のオフィスのあり方について考え直すプロジェクトがあるのですが、ここでは社員が様々な部署の垣根を超え、協力してアイデアを出し合っています。気軽に話し合えるのはNEW STANDARD社だからこそだとも思いますし、そもそもアイデアを形にする部分まで関われるのは非常に珍しいですよね。

──そんなNEW STANDARD社では、どのような方がプランナーに向いていると思いますか?

プランナーと聞くと、人前で自分でつくったアイデアをプレゼンして、常に前に立つような人でないといけないと思ってしまうかもしれません。でも、そうである必要はないと考えています。

私は、引き際に立って物事を客観的に捉えられたり俯瞰して考えられたりする人が向いていると思います。あと、相手の求めていることに応えられたり相手に寄り添えたりする人も。話を聞くことにストレスを感じない人も向いていそうですね。

NEW STANDARD社としても、ユーザー起点のコミュニケーション戦略をつくるのが武器なので、リアルな声を拾うことのできる聞き上手な人がプランナーに合っているかもしれません。

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