「脱炭素」はついに第一次産業にまで!カーボンニュートラルなチーズが誕生──ニュースタンダードホットトピック!! <農業vol.4>

2023/06/27
ニュースタ!編集部

ミレニアルズ及びZ世代に関する調査・研究をおこなう「NEW STANDARD THINK TANK」が今、注目するテーマをご紹介するこのコーナー。弊社が運営する「TABI LABO」のコンテンツや、「NEW STANDARD FRAMEWORK」を用いて、それらの新しい価値(イミ)を分析していきます。

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「農業/農作物」に関する「TABI LABO」注目記事

>> 「脱炭素」はついに第一次産業にまで!カーボンニュートラルなチーズが誕生

イギリスのチーズメーカー「Wyke Farms」が、世界初となるカーボンニュートラル認証を受けたチェダーチーズを発表した。同社は環境に負担をかけない牛乳を生産すべく、飼料や土地管理、エネルギー利用、環境再生型農業、土壌保護に関するサステナビリティ計画とインセンティブプログラムを実施。チーズ製造に関しては、廃棄物や梱包材を最小限に抑えるよう努力し、製造過程で発生する熱を回収。排水をろ過して再利用し、その際に必要となるエネルギーは、太陽光発電と、農場などから排出される廃棄物を使ったバイオマスガスを活用したとのこと。地球環境の保全に必須といえる脱炭素。「Wyke Farms」の取り組みが第一次産業や製造業といった業界に与える影響は少なくないだろう。

▶︎ 世界初の「カーボンニュートラルなチェダーチーズ」ができるまで(TABI LABO)

What’s NEW STANDARD?

農業/農作物畜」3つの注目ポイント

1. 食と温室効果ガスの関係性
2. 脱炭素社会の実現に向けた取り組み
3. 新たなエネルギー資源の開発と活用

2021年の国連の研究機関の発表によると、世界で排出される温室効果ガスの約1/3は、生産から消費、廃棄に至るまでの「食」に関連し、そのうちの約40%が生産のプロセスにおけるものなのだとか。二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの増加は工業や製造業などのいわゆる第二次産業の影響が大きいと捉えられがちではあるものの、農業や畜産といった第一次産業も脱炭素社会の実現のキーであることは間違いなく、貴重な水資源の有効活用など、サステイナブルな社会の在り方の模索には農業の新たな仕組みの実装が不可欠といえるだろう。


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