MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。

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🍸 味わうのは酒ではなく光。広尾に現れる「ぼーっとするための」バー
2025.08.08 TABI LABO – 2025年8月7日、広尾のギャラリーmuunで「ぼーっとするバー」が1日限定でオープン。このバーではお酒の代わりに、2024年にGOOD DESIGN賞を受賞した線香花火がモチーフの照明アイテム「DEW」を楽しみながら、ぼーっとするだけの何もしない贅沢な時間が楽しめる。デジタルデバイスから解放されて「DEW」の光を眺めることで、普段酷使している脳と心をリセットし、自分自身と向き合うきっかけを提供するという。[記事を読む]

・現代社会の情報過多とストレスの増加
デジタルデバイスから解放される場の重要性が高まる
・線香花火をモチーフにした照明による視覚的癒しの提供
・バーをテーマにしたユニークな体験設計で意識的な休息を促進



味わうのはお酒じゃなくて、
バーの雰囲気と“何もしない”贅沢体験

・どうしたら、忙しい日々を送る人々が、意図的に心を休める時間を持ち、何もせずぼーっとする新しい体験をデザインできるだろうか?
・どうしたら、情報過多による疲弊を感じる人々が、デジタルデバイスから解放されてリラックスできる空間をデザインできるだろうか?

💁🏻♂️ バーの価値(イミ)は、お酒を飲むこと以上に、落ち着いた雰囲気の中でひと息つくこと。仕事が多忙でBrainRotに悩むミレニアル世代の価値観に合った、新しいバーの形を考えるヒントになりそうです(ミレニアル世代/30代/男性)
💁🏻♀️ ソーシャルネイティブなZ世代にとって、日常生活からスマホを切り離すことは非常に困難です。だからこそ、ぼーっとすることを肯定してもらえる空間で過ごすひとときは贅沢で特別な体験になると思います(Z世代/20代/女性)
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Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。

