【メンバー紹介】ビジネスプロデューサー:吉野裕昭

2026/09/01
ニュースタ!編集部

NEW STANDARDの専門家に聞く「10の質問」

Q1. これまでのキャリアを教えてください。どんなバックグラウンドを持っていますか?

総合広告代理店を経て、2026年にNEW STANDARDへ参画しました。

これまでは事業戦略の立案からマーケティング、TVからOOHに至るまでの広告展開、プロモーション、イベントなど、幅広い領域のコミュニケーションを総合的に担当してきました。

大手メディア企業様の街開発プロジェクト、大手飲料メーカー様の新規事業開発、大手菓子メーカー様のマーケティング・コミュニケーション戦略など、多岐にわたる大手クライアント様のメイン担当として事業成長を支援してまいりました。

Q2. NEW STANDARDにおいて、あなたの「専門領域(強み)」は何ですか?

職種としては「ビジネスプロデューサー」ですが、前職から戦略領域からコミュニケーション領域まで幅広く手がけ、得意先の「真の課題発見」からあらゆるソリューションを提供してきた経験が私の強みです。

そのため、「新しい広告を作りたい」といったご相談よりも、「事業やブランドの現状を打破したいが、何から手をつければいいか分からない」「ブランドの根本的なあるべき姿を見直したい」といった、アウトプットの出口が決まっていない段階からご相談いただく形が、最も私の力を発揮できます。

私は「広告という出口ありき」のアプローチはとりません。事業やブランドの本来あるべき姿を再定義し、必要とあらば「条例を変えること」をソリューションとして提案するなど、既存の枠や広告手法に縛られない臨機応変な打ち手を講じます。

そして、導き出した解決策がどれほどハードルの高いものであっても、最後まで確実にやり切る「推進力」こそが、私の最大の武器です。

Q3. これまで手掛けた仕事のなかで、とくに「自分らしさ」を発揮できた思い入れのあるプロジェクトは?

MIYASHITA PARKにおいて大手化粧品会社様と推進したクリスマスイベントの大型プロジェクトです。

このプロジェクトでは、「LOVE PURPLE」というコンセプトのもと、女性に対する暴力根絶(パープルリボン運動)や女性のエンパワーメントを高めるという社会的なメッセージを打ち出しながら、「ダイバーシティの街・渋谷の新しい象徴」となるイベントを創り上げました。
渋谷区、大手不動産会社様、大手化粧品会社様など、非常に多岐にわたるステークホルダーを巻き込み、意見を調整しながらプロジェクトを推進していくプロセスは、ビジネスプロデューサーとしての真骨頂でした。
さらに、単なる期間限定のイベントで終わらせるのではなく、渋谷のクリスマスの「風物詩」として定着させるため、オリジナル楽曲やミュージックビデオの制作にまで踏み込むなど、広告の枠を超えた体験価値の創出に挑んだという意味で、最も自分らしい仕事の一つだと思っています。

Q4. クライアントやプロジェクトの課題に向き合うとき、一番大切にしていることは?

私の仕事の流儀は、「広告のアウトプット」から考えるのではなく、事業やブランドの『本質的な存在意義』を再定義し、実装までやり切ることです。

常にビジネス全体を俯瞰して、課題に対して「ブランドが選ばれるべき理由」を論理的に言語化します。

そこから、クリエイティブ、メディア、PRまで一気通貫で戦略を落とし込むケイパビリティが私の武器です。

Q5. 世の中のトレンド(文脈)や生活者のインサイトを捉えるために、普段から意識していることは?

「徹底的に生活者視点を考え抜くこと」です。

世の中のトレンドを単なる「点」として捉えるのではなく、文脈という「線」で捉え、構造化して次の視点を持つことを強く意識しています。

例えば、「タイパ(タイムパフォーマンス)」が流行し当たり前になったからこそ、逆の反動として「タイパ疲れ」が起きているのではないか。そしてその先には、心の充足や状態を重視する「メンパ(メンタルパフォーマンス)」が求められるようになっているのではないか、といった具合です。
では、そのメンパの次には何が来るか?私は「イミパ(意味パフォーマンス)」へと移行すると予測しています。なぜなら、時間効率(タイパ)と自分自身の心の平穏(メンパ)が極限まで最適化された先には、「結局、自分は何のためにこれに時間と心を使うのか?」という根源的な問いに行き着くからです。
自分一人の自己完結した充足を超えて、その行動がもたらす「社会的な意義」や「他者との深い共感・繋がり」に価値の比重が移っていくはずです。

このように、表面的な事象の裏にある生活者のインサイトを深掘りし、構造化して「次」を予測することで、ビジネスの大きなヒントを見つけ出すことができます。こうした視点の持ち方が、本質的な課題解決や新しい価値の提案に繋がると考えています。

Q6. なぜこれからの時代に「意味づくり(ミーニング・デザイン)」が必要だと考えますか?

ビジネスプロデューサーという視点からお答えすると、「意味づくり」は単なるプロモーションの手法ではなく、企業の根本である「CI(コーポレート・アイデンティティ)のアップデート」そのものに直結するからです。

Q5でお話ししたように、生活者のインサイトは機能的価値を超え、社会的な意義や共感を重視する「イミパ」へと確実に向かっています。モノが溢れる時代において、企業やブランドが「社会に対してなぜ存在するのか」という本質的な意味を持っていなければ、生活者に選ばれ続けることは不可能です。

だからこそ、表面的な広告の出口だけを考えるのではなく、事業やブランドのあるべき姿を根底から再定義するミーニング・デザインが必要なのです。

Q7. 仕事をしていて、一番嬉しい瞬間はどんなときですか?

もちろん、担当したブランドの市場拡大など、事業が成功して数字として実を結ぶことはプロとして大きなやりがいですが、一番胸が熱くなるのは、得意先や社内外のスタッフが「一つのチームとして一丸になれた瞬間」です。

どれほど優れた戦略やアイデアがあっても、関わる全員が同じ方向に向かって全力でアプローチしなければ、プロジェクトが成功する確率は絶対に高まりません。

だからこそ私は、立場を越えた全員の「目線合わせ」を徹底し、活気のある議論を生み出し、一人ひとりのモチベーションを高めるための努力を何より大切にしてきました。

全員で熱狂し、ひとつのチームとして困難な課題を乗り越えて結果を出し、その喜びを分かち合えたときこそが、この仕事をしていて最も人間味を感じる、一番嬉しい瞬間です。

Q8. 仕事で行き詰まったときのリフレッシュ方法、またはインスピレーションの源は?

とにかく関係者とコミュニケーションをとることです。

私自身は今はお酒をやめているのですが、それでもノンアルコールで飲みに行きますし、あえてアジェンダのない「無駄な会議」をセッティングしてみることもあります。
そこで仕事とは全く関係のない会話や雑談を交わすことが、実は一番のリフレッシュになります。一見非効率に見えるそんな「余白」の時間から、突破口になるヒントやインスピレーションをもらうことも多いんです。

先ほどお話しした「チームの一体感」も、こうした仕事以外の無駄話やコミュニケーションの積み重ねからこそ生まれるものだと信じています。

Q9. 今後、どんな課題を持つ企業と一緒に、新しい「意味」や「価値」を作っていきたいですか?

個人的な想いとしては、世の中の「当たり前」や「意味」を転換することで、社会が少しでも良くなるような課題に挑みたいです。

例えば、就職活動の際に皆が同じような服装と髪でなければならないような、誰も幸せにならない古い慣習や同調圧力ってありますよね。そういった、人々が密かに抱えている「無駄な我慢」や「悲しい気持ち」を、新しい意味づけによって解放し、世の中の空気をポジティブに変えていくようなお仕事には、特に強く惹かれます。

……とはいえ、基本的にはどんなご相談であっても「なんでもやります!」というスタンスです(笑)。
そして、そうした課題に対して、私一人の力ではなく、様々な個性や尖った強みを持ったチームのメンバーたちと、互いに刺激し合いながら、ひとつの目標に向かって熱狂して取り組んでいきたいです。

Q10. 最後に、あなたを表す「キャッチコピー」や「座右の銘」を教えてください。

「対象を再定義し、新たなカルチャーと実利を創る」です。

単に面白いアイデアを出すだけでなく、戦略コンセプトからロードマップまでを描き、クライアントのビジネス拡大という確かな結果を生み出すこと。

それが私の目指すクリエイティブであり、ビジネスプロデューサーとしての誇りです。

★★★

ビジネスに、新しい「意味と価値」を——。
NEW STANDARDには、それぞれの専門性から時代のコンテクストや生活者インサイトを読み解き、企業やブランドの課題に並走する多様なプロフェッショナルが在籍しています。
「まだ要件は固まっていないけれど、専門家を交えてブレストしたい」「自社の強みを新しい角度から再定義したい」など、まずはカジュアルなご相談からご一緒させてください。

👉 【メンバーへのお仕事のご相談やご依頼はコチラから】

このシリーズをもっと読む

NEW STANDARDロゴ

NEW STANDARDは
「新しい意味」を創造し、世界の捉え⽅を広げる
ミーニング・デザインカンパニーです