ミレニアルズ及びZ世代に関する調査・研究をおこなう「NEW STANDARD THINK TANK」が今、注目するテーマをご紹介するこのコーナー。弊社が運営する「TABI LABO」のコンテンツや、「NEW STANDARD FRAMEWORK」を用いて、それらの新しい価値(イミ)を分析していきます。
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「農作物」に関する「TABI LABO」注目記事
>> 国連機関が発表した食糧、そして農業の未来を変えるためのトリガーとは?
「国際連合食糧農業機関(FAO)」が報告書「食料と農業の展望:変革のドライバー(原動力)とトリガー(引き金)」を発表。農業・食料システムのパフォーマンスを左右する社会経済的、環境的「ドライバー(原動力)」として分析し、食料安全保障、栄養、天然資源の保全、生態系の回復、気候変動の緩和を実現するための農業・食料システム変革を引き起こす主要な「トリガー」を特定。レポートでは「進むべき道からとてつもなく外れている」としている一方で、「政府、消費者、企業、学界、国際社会が一丸となって行動すれば、長期的に持続可能な変化をもたらせる」と慎重ながら前向きな見方も示している。
▶︎国連最新報告書、世界の食料危機の「高まる可能性」に警鐘(TABI LABO)
What’s NEW STANDARD?
「農作物」3つの注目ポイント
1. 爆発的な世界人口の増加
2. 社会背景や環境変化による食糧不足の可能性
3. 持続可能な社会/世界の実現への想い
2023年の世界人口は、昨年より7600万人増の80億4500万人。そして、2050年には100億人に迫ることが予想されるほどの爆発的な人口増加は、当然のことながら世界規模での食糧の不足を招き、その根幹を担う農業環境を大きく変えることに。自然環境の変化(≒悪化)や不安定な社会情勢により、農作物の生産や輸送の環境などに想定外の事態が起きる可能性がある現代、農業を取り巻く情勢は極めて不安定。サステイナブルな社会の実現には、食物の安定供給のキモともいえる農業環境における革新的なソリューションが不可欠といえるだろう。