ミレニアルズ及びZ世代に関する調査・研究をおこなう「NEW STANDARD THINK TANK」が今、注目するテーマをご紹介するこのコーナー。弊社が運営する「TABI LABO」のコンテンツや、「NEW STANDARD FRAMEWORK」を用いて、それらの新しい価値(イミ)を分析していきます。
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「海上都市」に関する「TABI LABO」注目記事
>> 世界初の「海上都市」、釜山に建設が決定!
サステイナブルな居住開発に取り組む「国連ハビタット」では、進行する地球温暖化とそれによって生じる海面上昇を踏まえて、水に浮かぶ都市について議論。そのなかで注目されたのが「Oceanix」社のコンセプト設計/デザインなのだが、その海上都市の構想がついに現実に……。2021年末、韓国・釜山市は、世界初となる海上都市のプロトタイプを釜山に建設することに合意。六角形のプラットフォームで構成され、最終的に1万人を収容することが可能になる未来都市には、農場や養殖場、真水生成システム、浮体式風力タービンやソーラーパネルが備えられ、食料とエネルギーを自給自足できる自立型都市を目指しており、完成は2025年頃になる予定。
▶︎ 世界初の「海上都市」、釜山に建設が決定!(TABI LABO)
What’s NEW STANDARD?
「海上都市」3つの注目ポイント
1. 世界人口のさらなる増加と都市部への依存
2. 地球上の表面積の71%を占める海という存在
3. テクノロジーや建築工法の進化
国連の研究機関の発表をもとに農林水産省が示したデータによると、陸地の71%が人間の生息可能地でありながら、人口が集中する都市の面積の割合はそのうちのわずか1%と、都市部に集中する人口の過密ぶりは多くの人の想像を超えるであろう値に。結果、地球の表面積の71%の割合を占める海に新たな生活圏を求める動きは年々加速し、構想段階ではありながら海に浮かぶ建築や船上都市などのアイデアが続々と生まれるなかで、韓国・釜山で実現間近となっている海上都市の成否が、今後の人々の生活と自然環境に大きな影響を与えることは間違いない。
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