日仏共同醸造、ワイン樽で発酵・熟成したフランス産プレミアムオーガニック醤油 | MZ世代の価値観トレンドレポート【2025年3月号】

2025/03/07
ニュースタ!編集部

MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。

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🟤 【醤油の新潮流】フランス発、「ワイン樽熟成」のオーガニック醤油

2024.10.15 TABI LABO – 和歌山県湯浅町で明治14年に創業した「湯浅醤油」が、フランスの老舗ワイナリー「シャトー・クーテット」と共同醸造したオーガニック醤油「SHINKO NOIRE」を200本限定で販売。ボルドー産の有機大豆と小麦をワイン樽で発酵・熟成させ、甘みがあり軽やかな後味だという。日仏の伝統的な技術の融合が評価され、フランスでは発売3ヶ月で約7,000本を販売。高級感あふれるボトルデザインも魅力となっている。[記事を読む

・日本食のグローバル化、健康志向の高まり、発酵食品への関心増

・発酵・熟成にワイン仕込みに使うオーク材のワイン樽を応用日仏のコラボレーションで共同醸造

・フランスの有名レストランから評価され3ヶ月で約7,000本を販売数量限定で日本でも販売を開始

【醤油の新潮流】フランス発、「ワイン樽熟成」のオーガニック醤油

・どうしたら、環境意識の高い消費者が、持続可能な方法で生産された食品を選ぶ場合において、自信を持って選択できる醤油をデザインできるだろうか?

・どうしたら、日本の伝統的な食文化に興味を持つフランスのシェフたちが、醤油を利用して新たなフランス料理のメニューを創造することができるコラボレーションの機会をデザインできるだろうか?

💁🏻‍♂️ 醤油の鮮度に対するユーザーの意識が高まり、近年は二重構造ボトルが主流になってきましたが、こちらはプレミアムな高級ボトル仕様。ワインのようにプレミアム化が進む醤油の未来を感じさせます(ミレニアル世代/30代/男性)

💁🏻‍♀️ 「SHINKO NOIRE」という名前は「湯浅醤油」代表の新古氏に敬意を表したもので、日仏コラボのストーリーがとても素敵です。現地価格19ユーロ(日本では10,800円)ながら現地の有名レストランにも納品される逸品、料理好きの人にプレゼントしたい(Z世代/20代/女性)

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Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。



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