MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。

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💪 プロテインバーの隣に生魚?Davidの奇策が示すものとは……
2025.07.19 TABI LABO – 人気のプロテインバーブランド「David」は、新作として天然のタラの切り身「Wild Caught Pacific Cod」の冷凍販売をスタート。一切れあたり23gのタンパク質を含み、脂肪は1g、炭水化物や砂糖はゼロで、カロリーは100と非常に優れた栄養価を持つ。 「David」のプロテインバーはカロリーあたりのタンパク質含有量が75%だが、タラの切り身は92%がタンパク質由来。ブランドが栄養バランスの重要性を示すためにこの商品を導入した可能性があるようだ。[記事を読む]

・健康志向の高まりからタンパク質食品の多様化
・TikTokで #Proteinmaxxing がトレンド化
プロテインバーブランドがタラの切り身(冷凍)を商品群に追加
・シンプルで透明性のある高タンパク質食品選択への移行



人気プロテインバーブランドが最強のプロテイン源として
冷凍のタラの切り身を販売?!

・どうしたら、忙しい現代人が、手間をかけずに高品質なタンパク質源を簡単に取り入れることができる食体験をデザインできるだろうか?
・どうしたら、フィットネスに関心がある人々が、食品選びにおいて栄養バランスやプロテイン含有量をシンプルに理解できるような情報提供をデザインできるだろうか?

💁🏻♂️ このニュースが飛び込んできた時、ネタかと思いました(笑)。#Proteinmaxxing 界隈ではプロテイン含有量や無添加かどうかが重視されており、4切れ55ドルのタラの切り身は確かに究極のプロテインバーと言えるかもしれませんね(ミレニアル世代/30代/男性)
💁🏻♀️ 本レポート10月号で紹介した“普通”の牛乳の再評価同様に、たんぱく質摂取量を極限まで増やすことを指す #Proteinmaxxing の反動から、よりシンプルで“本物”の食材への原点回帰が起こっているようで非常に興味深いです(Z世代/20代/女性)
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Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。


