「意思決定」と「最後に責任を取る」のは人だから
生成AIやAIエージェントが、提案書も、分析も、アイデアも、驚くほどのスピードでつくれる時代になりました。広告やマーケティングの現場でも、「資料づくり」「調査」「ラフ案」などは、確実にコモディティ化していきます。
それでも、いや、それゆえに「ビジネス・プロデューサー(いわゆる営業職)」の価値は、むしろ再評価されています。理由はシンプルです。最後に意思決定をし、責任を取るのは人だからです。人は論理で納得し、感情で動く生き物だと言われます。そしてビジネスの現場の意思決定は、たいてい“複数人の感情”が絡み合うからです。
NEW STANDARDが求めるビジネス・プロデューサーは、単なる営業や受注担当ではありません。私たちが求めているのは、意思決定のクオリティを高め、実行までやりきり、成果に責任を持つビジネス・プロデューサーです。

ビジネス・プロデューサーの価値が上がる4つの理由
①「信頼」の重要性がさらに増す時代へ
AIは「正しいこと」を言うのが得意です。ただし、そこに責任を持つことはできません。情報や知識がコモディティ化するほど、クライアントが最後に頼るのは「何が正しいか」ではなく、「誰と一緒に仕事を進めたいか」です。
・この人が言うなら、大丈夫
・この人なら、失敗しても一緒に責任を取ってくれる
・この人なら、見えないリスクもちゃんと伝えてくれる
ビジネス・プロデューサーの仕事は、いわゆるコミュニケーション能力や話術だけではありません。「信頼」という “目に見えない資産” を積み上げ、意思決定の不確実性を減らすこと。その積み上げが、プロジェクトの成功率を根本から高めるのです。
②「課題の言語化」と「共通認識化」こそが、最初の一歩
多くの場合「何に困っているか」を正確に言語化するのは難しく、言語化されているのは、たいてい “症状” です。「売上が伸びない」「若年層に届いていない」「SNSが弱い」「ブランドが古い」などは、よくクライアントからもご相談いただく内容です。しかし本当の課題は、もっと深いところにあることがほとんどです。例えば、事業構造、組織事情、社内政治、過去の失敗体験……。
AIはデータから最適解を出すことができますが、一方でクライアントがまだ言葉にしていない“事情”や“感情”を前提に、「前に進める問い」を設計することこそが、人が力を発揮すべき領域です。
事実と感情を整理して、論点をつくる。
目的を、誰もが同じ言葉で語れる状態にする。
AIの示唆を「その顧客の文脈」に翻訳する。
未来のビジョンとして語れるストーリーにする。
つまりビジネス・プロデューサーとは、クライアントと共に課題の捉え方を広げる役割なのだと思います。
③ 合意形成のオーケストレーションが、勝負を分ける
ビジネスの現場では、ほとんどの場合において意思決定者はひとりではありません。マーケティング、広報、営業、商品開発/企画、経営、法務、代理店、制作会社……。ステークホルダーが増えるほど、利害が増えます。だからこそAI時代のビジネス・プロデューサーに求められるのは、「合意形成」のために必要な状態を創り上げることです。
・誰が何を気にしているかを把握する
・対立構造を、並列構造に変える
・客観的な基準を置き、意思決定の軸をつくる
・複数案を用意し、選べる状態にする
・不安要因をつぶして、前に進む勇気を支える
2026年以降は、AIで比較検討するのが通例になっていきます。だからこそ、最後に勝負を分けるのは、 人間同士が握り合う調整力です。
④ ラストワンマイルは、感情のケアで決まる
人は論理で納得し、感情で動きます。 施策実行には必ず変化が伴い、不安やリスクが生まれます。
・失敗したら自分の責任になる
・社内で反対されるかもしれない
・前例がなくて怖い
・期待値を上げすぎたくない
この “最後の一歩” を埋めるのは、共感と対話です。
心理的安全性をつくり、背中を押す。
理屈では割り切れない落とし所を見つけて、ワンチームとしてWin-Winをつくる。
ビジネス・プロデューサーの価値は、チームやプロジェクトの “感情” をケアすることなのではないでしょうか。
もっとも大切な能力は「EQ」。AI時代のビジネス・プロデューサーは “感情知性” で勝負
現代の複雑な環境では、IQだけでは勝てません。必要なのは、EQ(心の知能指数)です。
EQを構成する4つの柱は次の通りです。
1:自己認識:自分の感情の動きを把握する
2:自己管理:衝動を抑え、パフォーマンスを上げる
3:社会的認識:他者の感情を感知し、視点を理解する
4:人間関係の管理:相手の価値観に響く言葉で動機づける
そしてEQは、訓練で伸ばすことが可能です。たとえば今日からできることは——
・感情のラベリング(“イライラ” を解像度高く言語化する)
・6秒ルール(強い感情が湧いたら6秒待つ)
・アクティブ・リスニング(言葉の裏にある感情を推測しながら聞く)
NEW STANDARDでは、ビジネス・プロデューサーがこの領域を鍛えられるよう、学びの仕組みも整えていきます。
ビジネス・プロデューサーに向いている人とは
私たちNEW STANDARDは、「◯◯が好き」や「◯◯がしたい」より「◯◯が得意」を伸ばせる人を歓迎します。Will/Can/Mustで言えば、まず Canを強くすることにエネルギーを注げる人です。
・学び・探求にエネルギーを注げる
・何が解けていて、何が解けていないかを整理できる
・すべて完璧ではなくても、何かに突出できる
・人間関係を “広く浅く” ではなく “少数と深く” 築ける
・相手の立場と感情を想像し、誠実に握り合える
もしあなたが、「営業」ではなく「価値を創造する」仕事がしたいなら。
「資料が作れる」ではなく「信頼を積み上げる」側に立ちたいなら。
そして、AI時代に「人の価値」を探求したいなら。
NEW STANDARDのビジネス・プロデューサーという選択肢をぜひ検討してください。私たちは共創の最前線で、あなたと一緒に “ビジネス・プロデューサー” の価値を高めていきたいと思っています。


