「ポップアップエコノミー」の時代がやってくる

2020/02/10
ニュースタ!編集部

「Feel Your Heartbeat」をコンセプトとして掲げるイベントスペース&カフェ「BPM」では、音楽ライブや映画上映会、展示会など、さまざまなイベントを開催しています。2019年12月には、ポップアップ情報に特化したメディア『POPAP』とともに個人のつくり手による32のブランドが集った”POP-UP NOW”を開催。2020年1月にはポップアップ業界大新年会を開催しました。『POPAP』とBPMの取り組みは、どのようにして始まったのか。『POPAP』の発起人であり、コミュニティマネージャーの加藤翼さんにその裏側を聞いてみました!

想いと哲学をもった
ブランドを
世に送り出すために

POPAPの立ち上げのきっかけは、2019年4月に行われた「ゆとり本」の出版イベント。ミレニアル世代でブランドを立ち上げている人たちとの出会いに影響を受けた、とコミュニティマネージャーを務める加藤さんは語ります。

「想いと哲学をもったブランドを立ち上げている人たちの姿をみて、もっと応援したくなったんです。個人での発信機会が限られていたり、ポップアップに出店する機会もなかなか広げづらい。メディアを立ち上げることで、ブランドとファン、それから百貨店やスペースオーナーをうまく橋渡しできないかと考え、サービスをローンチしました」

『POPAP』のローンチ後、BPMとの連携が進んでいきます。そのきっかけは、加藤さんとBPM店長の阪田が同じ課題感を持っていたから。「(阪田)尚央くんはビンテージの古着屋を過去にやっていたこともあり、ブランドやクリエイターを応援したいという点で想いが一致したんです。」と加藤さんは当時を振り返ります。

2019年12月には”POP-UP NOW”をBPMで開催。32のブランドが参加し、当日は350名近くのお客さんが足を運んでくれました。

「1日を通じて参加者の熱気が溢れていたことは印象的でした。また、『POPAP』と一緒に何かをやりたいという百貨店の方や、ECなどのサービス提供者が多数訪れてくれたことから、そういった人たちを一度に繋ぐ場をつくろうとポップアップ業界大新年会は企画をしました。ニュートラルなメディアである『POPAP』だからこそ、普段は競合になるような会社さんを一同に集め、ポップアップ業界全体を盛り上げるための連携をデザインできないかと思っています。」

加藤さんがBPMを利用したのは、単に「店長と仲がいいから」というだけではありません。会場設備の充実度を次のように語ってくれました。

「BPMには、カスタマイズ可能な什器が揃っていて、キッチンや音響設備もある。場をつくる人間としては、本当に最高の場所です。BPMは日頃からポップアップイベントを開催したり、メディア『TABI LABO』でもブランドやクリエイターを紹介している。POPAPと相互にファンの交流があったのもいい部分でしたね。」

なぜ
「ポップアップエコノミー」
なのか?

『POPAP』とBPMが協働で「ポップアップ」業界をサポートする背景には、ミレニアル世代を中心に「D2C」や「ゴーストレストラン」といった注目キーワードや「ポップアップエコノミー」の勃興があります。「ポップアップ」が時代のキーワードになりつつある理由を加藤さんは次のように読み解きます。

「ポップアップには、その日その場所でしか得られない体験という刹那性があります。それが場所にとらわれず軽やかに生きたいというミレニアル世代のライフスタイルの欲求にマッチしていると思っています。Instagramのストーリーが消えていくように、ポップアップもその日にしか立ち上がらない。その場所で偶然に居合わせた人との出会いや、おしゃべり。偶然再会する友達など、非決定論的な余白や偶然性が、アルゴリズムやレコメンドでガチガチに予期された日常に無いものを与えてくれる場だと思っています」

個人ブランドが相談し合える
コミュニティを醸成していく

3月からはBPMを会場として『ブランドの学校』の取り組みが始まります。POPAPがメディアを通じて発信をサポートするブランドやクリエイターの方々に、リアルなコミュニティと学びの場を提供する活動です。

「個人のブランドは家で1人で制作を続けていたり、相談しあえる人が近くにいなかったりと悩みを抱えがちです。それをコミュニティの力で、互いに相談し合えたり、切磋琢磨ができる場を提供できたらと。駆け出しブランドたちが、ゆくゆくはブランドで飯を食べていけるようになる姿が見れたら成功だと思っています」

月に1回、BPMを会場にゲストを呼んでの講義とワークを実施。「効果的なSNS運用」「コミュニティを活用したファンマーケティング」「OEM先の探し方」など、実務で求められるブランドマネジメントの手法を身につけていく講座です。

『POPAP』主宰のイベントが盛り上がった背景には、BPMという場の目的と客層が『POPAP』と親和性が高いという点があります。現在BPMが重視しているのは、CX(Customer Experience:顧客体験)の観点。オンラインで購買活動が完結する今、商品を販売することが主目的ではなく、その世界観を体験してもらうことが重要な「ポップアップ」は、まさしくCXが鍵を握るもの。

また、『POPAP』に出店してくれた多くのブランドはミレニアル世代が立ち上げたもので、BPMに普段訪れてくれる客層とも相性が良いのです。BPMではポップアップをはじめとして、イベント開催の取り組みを継続して行っていく予定です。ご関心のある方は下記からお問い合わせください。

BPMとは?

「BPM(=Beats Per Moment)」は、カフェ/BAR・キッチン・イベントスペース・ショップを兼ね備えた多機能空間です。「Feel your Heartbeat」をコンセプトとして、この場の熱量やグルーブ、異なる価値観にふれることを通して、みなさんに鼓動が高まる「体感」をお届けしています。またサウンドクリエイター瀬戸 勝之氏による、360度の立体的かつ臨場感とパワーにあふれる「3Dサウンド」を導入しており、音楽ライブやアート展、ポップアップなど様々なイベントを実施しています。

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