いまニュースタンダードが注目するZ世代に関するキーワードを解説していく本連載。第7回でご紹介するキーワードは「アートジャーナルセラピー」。Pinterest（ピンタレスト）が毎年発表しているトレンド予測レポート「Pinterest Pedicts 2023」にも含まれている「アートジャーナルセラピー」。Z世代がなぜアートジャーナルセラピーをセルフケアとして取り入れているのか紐解いていきます。
「アートジャーナルセラピー」とは
「アートジャーナルセラピー」は、クリエイティブな表現を通じて、ストレスや不安を緩和するセラピーの一種。心の治療やメンタルケアだけでなく、自己成長やモチベーションの回復など、芸術表現の力を活用した心理療法と言われるアートセラピーの中でも、とくに最近注目されているのが「アートジャーナルセラピー」です。
友だちとの写真や好きなイラストなどを、手帳やノートブックに自由に配置して表現する“コラージュ絵日記”のようなもので、「アートジャーナル」を通して自己表現をすることがセルフケアになると、Z世代の間で人気のようです。
「アートジャーナルセラピー」の具体的な事例
＞＞ SNSで人気の #artjournaltherapy
TikTok上での #artjournaltherapy は、4.6M（460万）回再生され、人気のあるコンテンツの1つとして認知されています。TikTokには、アートジャーナルを作る様子が投稿されており、個性豊かなアートジャーナルを視聴できます。
また、Pinterest上では「アートジャーナルセラピー」の検索が37倍も伸びているそう。個人でできるようなクリエイティブなセラピーの検索が急増しているようです。
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＞＞ ワインを片手に創作するアートバー
代官山にある「Artbar Tokyo」では、ワインを片手にゴッホやモネ、ピカソといった名画の模写や、「たらし込み画法」などの絵画技術を用いた作品を描けるようになるレッスンが開催されています。このレッスンは未経験者でも楽しめ、参加者の90％はZ世代を含む若い女性のようです。
「アートジャーナルセラピー」3つの注目ポイントまとめ
1. Z世代は、創作活動を通じて自己表現することがセルフケアに繋がると考えている
2. 手作りでアナログな体験をすることが、デジタルデトックスに
3. アートジャーナルセラピーを通して、自分らしさを探求している
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