BPM店長日記 連載vol.3

2020/04/08
ニュースタ!編集部

皆さん、こんにちは。池尻大橋にあるイベントスペース&カフェ「BPM」店長の阪田です。このBPM店長日記は、2018年2月のBPM設立から日々の運用の裏側までを話していくコーナー。2014年にメディア「TABI LABO」を立ち上げ、デジタルを主戦場にしていた僕たちが、リアルな場をどのように設計し、黒字事業として成立させたのか、ざっくばらんに綴っています。

前回は入社日から6ヶ月でのオフィス移転&BPMオープンのためのバタバタについてご紹介しましたが、第3回ではBPMのコンセプト「Feel Your Heartbeat」と、それをどう顧客体験に落とし込んでいるかについて書きたいと思います。

BPMが掲げるのは、「Feel Your Heartbeat(鼓動を感じよう)」というコンセプト。ここでの「You」はイベントに足を運んでくれたり、カフェ利用で訪れてくれたり、イベントスペースで使ってくれたりと、さまざまな目的で来てくれる人たちを指しています。

僕たちは鼓動が高鳴る瞬間を次の6つで定義しています。“発見”、“初体験”、“創出”、”共感”、“コラボレーション(共創)”、“再確認”。それらの体験を引き出すために、どのような場をつくるべきかを日々メンバーと話し合っています。

このようなコンセプトを立てた背景には、インターネットの世界を超えた体験を生み出す空間をつくり上げたいという想いがありました。僕たちが、ウェブメディア『TABI LABO』の運営を通じて培った「コンテンツを通じ、発見や共感を創る」という強みを、リアルな場で展開したかったんです。

自分たちでリアルな場をつくり上げれば、訪れたお客さんに「体験」を通じて、プロダクトの魅力やコンテクスト(文脈)を体感してもらえる。例えば、カフェのメニューのひとつに「リンゴりらっぱ」というりんごジュースがあります。それは『TABI LABO』で取り上げた山形のリンゴ農家のジュースなんです。一時的に『TABI LABO』で紹介したアイテム─を体感できるショールーム的な機能も設置してみたこともあります。

BPMのスタートは「カフェをやりたい」のではなく、「リアルな場での体験を通じ、発見や共感を創りたい」だったんです。

『TABI LABO』起点に限らず、BPMも独自に「この空間でしか得られない体験」を創るべく、ステークホルダーと共に多くのイベントに挑戦してきました。

観客がアーティストを360°囲み会場が一体化するライブイベントや、まるでブルックリンにいるかのように感じるジャズライブ。はじめに顧客体験(CX)のコンセプトを設計し、会場のレイアウトやあらゆるコンテンツに五感を刺激する仕掛けをちりばめることで、新たな音楽体験が生まれました。

また、企画からご一緒したポップアップイベントナチュラルワイン試飲会では、ウェブメディア『TABI LABO』と連動し、体験の理解をより深めるコンテンツを発信。一時的な体験で終わるのではなく、オフラインからオンラインまでの全てのコンテンツを通じた顧客体験(CX)を提供しました。

今後はコンテンツからムーブメントへ繋げる流れを、オンラインとオフラインの両側面からつくり上げていきたいですね。

先月も日本初のハンバーガーチェーンである『ドムドムバーガー』との一日限定ポップアップを行いました。イベント自体は、他メディアやSNSで拡散され話題になり、オープン前から行列ができる大盛況に。

これは『TABI LABO』と連動した特集企画で、ウェブ上で記事や特集を通じてつくり上げた「体験」をポップアップイベントという形でリアルにBPMで拡張したものです。

このように、リアルな場で鼓動が高鳴る“体験”を提供し、そこの至るまでの“認知”や“興味”の部分や、より“理解”を深め、“共有”するところはウェブメディアが担う。このオフラインとオンラインを連動させることで生まれる顧客体験(CX)こそが、OMO時代の顧客体験であり、NEW STANDARD社の強みでもあります。
僕らの取り組みが会社のポートフォリオのひとつになるように、この1年間でアップデートしていきたいと思っています。

・「BPM」を2ヶ月で黒字化するために行なった、たったひとつの施策

「BPM(=Beats Per Moment)」は、NEW STANDARD株式会社が運営するカフェ/BAR・キッチン・イベントスペース・ショップを兼ね備えた多機能空間です。「Feel your Heartbeat」をコンセプトとして、この場の熱量やグルーブ、異なる価値観にふれることを通して、みなさんに鼓動が高まる「体感」をお届けしています。またサウンドクリエイター瀬戸 勝之氏による、360度の立体的かつ臨場感とパワーにあふれる「3Dサウンド」を導入しており、音楽ライブやアート展、ポップアップなど様々なイベントを実施しています。

私たちは、新しい基準で価値を捉え直し、
当社独自のメソドロジーを武器に
クリエイティブやコミュニケーションを創造し、
新しいマーケットを生みだす企業です。