MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。
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🍻 Z世代はもう忘年会に行かない? リアルな「繋がり」を求める若者の本音
2024.12.11 TABI LABO – コロナ禍やライフスタイルの変化により、忘年会の参加率が低下している。従来の「飲みニケーション」は支持されず、過剰な飲酒を避けて個々の時間を尊重しつつ、久しぶりに会う知人・友人との飲み会や、少人数で短時間の忘年会が好まれる傾向にある。調査では、忘年会でお酒を飲み過ぎてやらかした経験や、身近な人に忘年会で気をつけてほしいことを聴取しており、時代に応じた柔軟な忘年会の形が重要になってきている。[記事を読む]
・全年代の半数以上が「もともと忘年会に行きたくない」と回答「行く・行きたい」は3割
・忘年会に参加するなら「久しぶりに会う知人・友人と飲みたい」「なるべく少人数で飲みたい」「一次会で帰りたい」
・生活者の価値観は多様化し、コミュニケーションスタイルも変化個々の時間を重要視した心地よい交流を求める声が増加
職場で進む忘年会離れ、飲みニケーションは少人数の有意義な交流を重視
・どうしたら、忘年会に対するネガティブな感情を持つ社員たちが、リラックスできる環境で交流を深め、有意義な時間を共有できるような体験をデザインできるだろうか?
・どうしたら、飲みニケーションに抵抗感を持つ若者たちが、アルコールを控えつつも社交を楽しめるような、新しい飲み会の形をデザインできるだろうか?
💁🏻♂️ Z世代の酒離れが注目されることが多いですが、 「もともと忘年会に行きたくない」と回答した割合は、20-30代より40代が高かったようです。実は従来の飲みニケーションを見直したいのは、僕らの上の世代なのかもしれません(ミレニアル世代/30代/男性)
💁🏻♀️ Z世代のなかにも上司や同僚と業務以外でコミュニケーションを取る機会を大切にしたい人は多いと思います。記憶をなくすほど飲み過ぎたりせず、少人数で会話を楽しんで親睦を深める忘年会のあり方に共感です(Z世代/20代/女性)
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Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。