MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。
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🍶 平日でも気軽に楽しめる:アルコール度数5%「微アル」の日本酒
2024.10.07 TABI LABO – アルコール度数5%の日本酒「アルゴ」が登場し、平日でも気軽に楽しめる新たな選択肢を提供する。若者のアルコール離れが進む中、低アルコール市場が拡大し、日本酒もその例外ではない。月桂冠が開発した「アルゴ」は、お米から生まれた爽やかな酸味と深いコクが特徴で、軽快な飲み口が楽しめ、新しい日本酒ユーザーの獲得が期待されている。価格は720mLで880円、全国で販売中。[記事を読む]
・低アルコール市場の拡大、日本酒離れ、健康意識の高まり
・日本酒が休前日や休日に飲まれていることに着目平日も翌日を気にせず飲めるアルコール度数5%の日本酒を開発
・爽やかで軽快なイメージを表すブルーを基調としたデザインで商品の特徴をよりわかりやすく訴求
二日酔いを気にせず気軽に楽しめる、若年層向け低アルコール日本酒
・どうしたら、日本酒を普段飲まない人々が、飲酒シーンを問わない気軽な日本酒を試すことで新たなお酒の楽しみ方を発見できる機会をデザインできるだろうか?
・どうしたら、アルコールを楽しみたいが体調や翌日のことを気にする若者が、 低アルコールの日本酒を気軽に楽しむことができる製品をデザインできるだろうか?
💁🏻♂️ 日本酒は二日酔いしやすいイメージがあるけれど、アルコール度数は一般的な日本酒の3分の1なら様々なシーンで気軽に楽しめる。「アルゴ」という名前も日本酒の銘柄名としては異例でカタカナの柔らかなフォントに好感が持てます(ミレニアル世代/30代/男性)
💁🏻♀️ ロンドンに住んでいる友人から現地で日本酒ブームが起きていると聞きました。海外ではZ世代を意識したデザインの日本酒RTDも登場しており、エントリー銘柄にもっとバリエーションがあってもいいと思います(Z世代/20代/女性)
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Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。