パリッ、サクッ、ザクザクッ。IP化された咀嚼音で楽曲制作する音楽レーベルが誕生 | MZ世代の価値観トレンドレポート【2025年7月号】

2025/07/08
ニュースタ!編集部

MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。

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🥔 第1弾はChinozo氏率いるniKuの新曲、カルビーが音楽レーベル『じゃがレコード』設立

2025.05.04 TABI LABO – カルビーは「おいしい音で、つくろう音楽」がコンセプトの音楽レーベル「じゃがレコード」を設立し、カルビー商品を食べる際に生まれる音=タベオトをIPと捉え、タベオトを素材とした楽曲を制作する取り組みを開始。第1弾として、 blowout所属のクリエイターユニット「niKu」とタッグを組み、ポテトチップスを食べる音を使った楽曲「DAHA」 を公開した。カルビーは「Calbee Future Labo」を通じて、IPを活用した商品やサービスの展開を進めているという。[記事を読む

・食の多様化とエンターテインメント化

・「パリッ」「サクッ」「ザクザクッ」などの
 IP化された咀嚼音を活用した音楽レーベルの設立

・従来の製品販売に加え、IPを活用した新たな価値創造で
 ブランド体験を深化させ、顧客との関係性を強化

パリッ、サクッ、ザクザクッ。
IP化された咀嚼音で楽曲制作する音楽レーベルが誕生

・どうしたら、商品に親しみを感じる消費者が、食べることを通じて新しい音楽文化に参加する場合において、食生活をより楽しくする音楽体験をデザインできるだろうか?

・どうしたら、音楽制作に興味があるクリエイターたちが、食品をテーマにした楽曲を制作する場合において、彼らの独自性を表現できるプラットフォームをデザインできるだろうか?

💁🏻‍♂️ パーカッションの代わりに3種類のポテトチップスの「タベオト」を活用したという今回の楽曲。ポテトチップスの製法の違いから生まれる食感バリエーションにこだわりのあるカルビーさんならではの施策に脱帽です(ミレニアル世代/30代/男性)

💁🏻‍♀️ ASMRコンテンツは根強い人気があるジャンルで、最近ではASMRで映えるグミやお菓子作り、AI生成によるASMR動画など領域がさらに広がっています。こうした聴覚体験の価値に着目し、音楽レーベルを新たに立ち上げることで、コンテンツの可能性をさらに広げられるかもしれませんね(Z世代/20代/女性)

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Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。



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