NEW STANDARD THINK TANKでは、Z世代リサーチャーが世界中のミレニアルズやZ世代から生まれる新しい価値観やトレンドを日々収集・分析し、定期レポートとして発信しています！
「若年層のトレンドや消費行動への理解が不十分」と感じる方や、「創造的な手法で若年層市場、特にZ世代にアプローチしたい」という方に向けて、NEW STANDARD THINK TANKの定例ミーティングの様子を大公開。話題の事象についてZ世代のインサイトを堀り下げながら、新しい意味（価値）を共に考えるブレスト会議の様子をぜひ、のぞき見していってください。
▶️ 【Z世代リアルボイス会議】過去の一覧はこちら
なるみ・X世代：なんと！「Z世代リアルボイス会議」連載、今回で10回目ですね🥳
ももか・Z世代：NEW STANDARD THINK TANK定期レポート制作の傍ら、Z世代的な新しい文脈を探索・定義する目的で、チーム会議の議論をそのまま記事化していますが、Z世代のリアルボイスを多くの方にお届けできて嬉しいです。
のん・Z世代：最近、スタンレーの記事を改めてユーザー視点で読み返してみたのですが、「なかなか面白い視点だな」と自画自賛してしまいました☺️
参照：「スタンレー」はサステナブルな自分を演出するアクセサリーである（ニュースタ！）
ももか・Z世代：記事でお伝えした通り、「水」のアクセサリー化は加速中です。この夏は、スタンレーを持ち運べるクロスボディ ストラップ付きの専用ホルダー「All-Day 40oz Quencher Carry-All」が発売され、SheinやTemuでDupes商品をよく見かけましたよ👇
@stanleybrand Welcome to hands-free hydration—with pockets! Wherever the good times take you, move freely and stay hydrated with the All Day 40 oz Quencher Carry-All, launching 4/16!
♬ Eyes Like Blue Skies (Instrumental) – SoulChef
のん・Z世代：スタンレーの専用ホルダーって、本当に文脈的に90年代に流行った「エビアンホルダー」と同じです。「水分補給」の価値（イミ）がさらに進化してる。
なるみ・X世代：ほかにも色々事例があるので、今日は「〇〇専用ホルダー」の可能性について話してみましょう。
ももか・Z世代＆のん・Z世代：はい！
ヘイリー・ビーバーに学べ！iPhoneケースにおける「意味のイノベーション」
なるみ・X世代：まず最初に取り上げたい事例が、Clean girlの代名詞ヘイリー・ビーバーが手掛けるスキンケアブランドRhode（ロード）のiPhoneケースです。
ももか・Z世代：今年2月、ヘイリーがインスタに投稿したこのセルフィー、もう、すべてが完璧すぎる🥹 大人気のRhodeのリップティント専用ホルダーであり、おしゃれなセルフィーを撮るために作られたようなスマホケースの登場は、SNSを賑わせました。
のん・Z世代：Z世代にとって、スマホケースは単なる保護ケースではなく、個性を表現する重要アイテムです。カード類を収納したり、財布代わりになるスマホケースはこれまでもあったけど、リップをこんなふうに収納するとは、一見、シンプルなのに誰も思いつかなかったクレバーなアイデアですよね。
なるみ・X世代：セルフィー1枚でiPhoneケースの「意味のイノベーション」を表現してバズを生み出してしまう🦫 最強すぎる。
ももか・Z世代：スマホ決済が当たり前になった今、「外出はスマホとお気に入りのリップティントだけ！」が潔くクールな美意識を表していてカッコいいです。
RhodeのiPhoneケースが提供する新しい価値（イミ）は何か、どんな背景（文脈）があるかをチームで色々議論したら欲しくなって……日本未発売なのでTemuでそっくりなDupe商品を買っちゃった！日本に帰国したアメリカ在住の友達から、お土産にRhodeのリップをもらったので、ようやくセットで試してみることができます😘
なるみ・X世代：TemuでとりまDupe商品買っちゃうの、Z世代すぎる〜！記事に使いたいからヘイリー風セルフィー撮って送ってよ😉
ももか・Z世代：えー、恥ずいな……こんな感じですか😝
のん・Z世代：え〜良すぎる!!! Aesthetic 😍
ももか・Z世代：ケースはTemuですけど（笑）。ただ、このiPhoneケース、リップティントが完璧に収まる代わりに、MagSafeが使えなくなるんです🥺
なるみ・X世代：iPhoneケースって何かの機能を「プラス」するものだったけど、便利なMagSafe機能を諦めても、自分の美意識を貫くところが逆に新鮮なんだよね。すべてが便利すぎる現代では、自分にとっての実用性を取捨選択することが個性につながるのかもしれない。 Dumb Phoneのブームも同じ文脈かもね。
のん・Z世代：確かに！何でもできる多機能なアイテムもいいけれど、機能過多なのかも。自分のお気に入りのアイテム「だけ」に最適化された「〇〇専用ホルダー」は、自分らしい美意識とブランドへの愛を表現できるように感じます。
参照：Z世代の憧れの的「Clean girl」って？（ニュースタ）
参照：Dupe Culture（デュープカルチャー）とは？（ニュースタ！）
今、お菓子業界で「◯◯専用ホルダー」が熱い
のん・Z世代：お菓子業界でも「〇〇専用ホルダー」の事例がありましたね。
なるみ・X世代：今年4月、プリングルスとCrocsがコラボした初のフットウェアコレクションで発表された「Classic Crush Boot」に、プリングルスがそのまま収納できる専用ホルダーが付いてたね。
ももか・Z世代：異業種コラボとしてSNSでもバズってました。
のん・Z世代：5月には、カルビーの雑貨ブランド「じゃがりこ と」第2弾商品「じゃがりこ」専用ホルダーも発売されました。これ、「じゃがりこ」にピッタリ合うようにつくられた特注品で、ショルダー紐がじゃがりこを忠実に再現してるんです、かわいい😉
ももか・Z世代：2024年7月号のレポートで、ファン層を拡大するブランドグッズの進化事例として取り上げました。誰でも入手できるグッズでなく、ファンのツボを突く特別なグッズを限定でリリースして話題化することで、SNSでのブランドプレゼンスを高めることができますよね。
参照：「じゃがりこ」と、どこでも一緒でいいっしょ!?『じゃがりこホルダー』が新登場（PR TIMES）
参照：「ブランドグッズ」における、新しい価値（イミ）とは？（ニュースタ！）
ももか・Z世代：この2つの事例が出て、チーム会議で「お菓子業界で『◯◯専用ケース』がトレンドになりそう」って予測していたら、しばらくして本当にチュッパチャップスの専用ホルダー「FENDI x Chupa Chups® lollipop holder」が FENDIから出ちゃいました🍭 首からかけてもいいし、バックチャームとしても、お菓子をアクセサリーにして持ち歩けます！最高すぎる！
のん・Z世代：以前も、お菓子における意味のイノベーションを議論しましたが、「お菓子」の存在価値（イミ）が拡張するなかで、「水」と同じように、お菓子も自分自身を表現するアクセサリーの価値（イミ）を持つ可能性がありますね。お菓子ブランドとファッションブランドの異業種コラボは、もはや当たり前になっていくのかもしれません。
参照：Z世代リサーチャーと考える、お菓子における新しい文脈と「意味のイノベーション」事例（ニュースタ！）
NSTTが勝手に予測！チャームになる「グミ専用ホルダー」がトレンドに？
ももか・Z世代：お菓子の「〇〇専用ホルダー」、今、日本でやるなら断然「グミ」ですよ！グミはZ世代にとってコミュニケーションツールであり、どのグミが好きか？最近ハマってるグミは何か？ということで自分らしさを表現できる気がする。
のん・Z世代：日本グミ協会とグミを取り扱う企業からなる「GUMMIT」が盛り上げた9月3日の「グミの日」も、今年のテーマは「レッツ！グミニケーション！」でした。メーカー横断で「グミ食感マップ」を公開したり、好みの食感で占う性格診断をリリースして話題になってましたよ！
参照：レッツ！グミニケーション 9月3日はグミの日（GUMMIT）
なるみ・X世代：グミって形や色がかわいいものが多いから、透明の「グミ専用ホルダー」があったらかわいいのに。推し活のぬいぐるみポーチみたいなやつ。
ももか・Z世代：それ最高です🐻 じゃらじゃらつけるバックチャームが流行ってるから、本物のグミをチャームにできる「グミ専用透明ホルダー」があったら最高です👜 かわいいし、美味しいし、友達にすぐシェアできるし、実用性バッチリじゃないですか？
のん・Z世代：なるほど！早速、ChatGPTにイメージ画像生成してもらいましょう。こんな感じでしょうか？
ももか・Z世代：おぉ！これ、幻の「グミッツェル」を手に入れたら、絶対やってみたい🥨
なるみ・X世代：あるいは、グミのパッケージ自体を透明にして、チャームフックに通せる穴を作っておけば、そのままバックチャームになるよね！
のん・Z世代：確かに〜！チャームになる透明パッケージのグミが限定販売されたら、コンビニ回って買ってしまう😳
ももか・Z世代：たぶん、これ…まだ世の中にないですよね？「魅せて持ち歩くグミ」って、NEW STANDARD かも！この記事を読んだグミブランドの方、私たちと一緒に作ってくれないかな😆 絶対欲しいです。
なるみ・X世代： Z世代向けにグミのプロモーションをご検討中の企業の皆様、ぜひ、お気軽にお問い合わせください！笑
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