MZ世代のアーリーアダプター層を読者に持つウェブメディア「TABI LABO」に蓄積された先進事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、新価値創出のヒントをご提供する業界別事例分析レポート「Generation MZ TRENDS REPORT」から抜粋してお届けします。

—————
🍽️ 一人の食事も誰かとの食事もストレス度はほぼ同じ? 現代日本の食卓事情
2025.05.17 TABI LABO – 博報堂生活総合研究所が「食に関する生活者調査」を発表した。ひとりの食事とひととの食事のストレス度は同程度であり、ひとりの食事に対する気分は「のびのび」、家族との食事は「ほっこり」、友だちとの食事は「わくわく」が1位で、食事スタイルごとに得られる快の気分が異なることが判明。また、ひとりで食べるのはおにぎり、パン、ラーメンなどの主食メイン料理、ひとと食べるのは寿司、焼き肉、すき焼きなど魚と肉などの主菜メイン料理が多いという結果が出たようだ。[記事を読む]

・ライフスタイルの多様化に伴い、食事に対する価値観が変化
・ストレスは、ひとりの食事 48.5%、ひととの食事 51.5%と同程度
食事スタイルごとに得られる快の気分が異なる
・ひとりの食事は主食メイン料理、ひととの食事は主菜メイン料理
と、食べる料理の傾向が異なる



ぼっち飯、実は「のびのび」。ひとりの食事も人との食事もストレスは同程度

・どうしたら、ひとりで食事をすることが多い人々が、孤独感を感じる場合において、より楽しく孤独感を軽減できる食事体験をデザインできるだろうか?
・どうしたら、食事のコミュニケーションを重視する人々が、一人で食事をする際に孤独感を感じる場合において、孤独感を減らすためのサービスをデザインできるだろうか?

💁🏻♂️ 個人的には、ひとりの食事を少しネガティブに捉えていたので、63.7%が「それぞれに仕事や用事があるので、いつも家族が揃って食べなくて良い」と回答していることに時代の変化を感じました。食もソロ活ですね(ミレニアル世代/30代/男性)
💁🏻♀️ 最近、「solo trip」を発信しているインフルエンサーの影響もあり、週末に一人で出かけたり、ご飯を食べたりする#solodate にハマっています。自分で選んだ一人時間は孤立とは違い、自分自身をどう満足させられるか考えるきっかけにもなるので、結構好きです(Z世代/20代/女性)
—————


Generation MZ TRENDS REPORTとは?
製品やサービスの意味を革新することで、ユーザーに新しい価値や感情を提供する方法論・手法の「意味のイノベーション」。NEW STANDARDと感性研究の第一人者である東京大学大学院工学系研究科柳澤秀吉研究室のデザイン・イノベーション研究では、「記号」に「新しい文脈」を付与することで、革新的な新しい価値(イミ)を創造できることが明らかになっています。
ニュースレター購読者限定で、「TABI LABO」に蓄積された様々な事例を「記号」×「新しい文脈」で捉え直し、月替わりで酒類/飲料/食品/化粧品・トイレタリーの各業界に特化したレポートをお届けしています。新価値創出のヒント、 最新トレンドのキャッチアップとしてご活用ください。

