NEW STANDARD THINK TANKは、2024年7月にミレニアルズ及びZ世代の価値観をまとめた四半期レポートNEW STANDARD THINK TANK Quarterly Report2024<Summer> をリリースしました。レポートに収録された特集記事「A NEW STANDARD for EATING ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、 食習慣のニュースタンダード」を抜粋してご紹介します。
———
🥢 Z世代が外食をする理由1位は「人とのコミュニケーション」
ミレニアルズ(Y世代)やZ世代にとって、ソーシャルメディア(とくにInstagramとTikTok)は、グルメ情報との関わり方に革命を起こしたと言っても過言ではないでしょう。
アプリを開くたびに友人が話題のお店をストーリーズでアップしていたり、グルメ系TikTokerが最寄駅から入店→注文までの流れを分かりやすく動画で紹介していたりと、溢れんばかりの情報が絶えず押し寄せているはず。
コロナの影響で貴重な青春時代に外食を我慢せざるを得なかったMZ世代にとって「いつか行きたいお店のチェック」や「食体験を通じた友人とのコミュニケーション」は、従来の食通とはひと味ちがう「ネオ・フーディー」として、積極的に食体験を充実させているようです。
🍴 新しい料理への好奇心や探究心の高さ
下図の食事へのこだわりを見ると「新しい食事や食べたことのない味への好奇心が強い」がY世代で24%(1位)、Z世代でも20%(同率2位)と高い傾向へ。
また、Z世代の外食理由については「人とコミュニケーションをとるため」が16%(1位)となり、アフターコロナならではの「つながり」や「友人との体験価値」を求める傾向が読み解けます。
😋 「ネオ・フーディー」の3つの特徴
1. SNSを愛用しスタンプラリー的な食体験を求める
2. 自粛期間を経て食体験へのこだわりが上昇
3. 食事では友人や知人とのつながりを楽しむ
🎤 Z世代のインタビュー調査
👩 CASE1 会社員/26歳・女性 Aさん
「インスタストーリーでシェア、食が育む美意識とセンス」を読む
💡 Z世代向けサービス発想のヒント
本レポートで調査を担当したZ世代リサーチャーが、「ネオ・フーディー」のインサイトとZ世代の消費行動、最新マーケティングトレンドを踏まえて、サービス発想のヒントとなるソリューション案を提案します。
🤝 ごはん友達マッチングアプリ
話題のお店に一緒に行くごはん友達と出会えるマッチングアプリ。食の好みやプロフィールを登録すると、自分にぴったりのごはん友達が見つかる。飲食店との連携も。
🍽️ イマーシブレストラン
VR技術を用いて、料理に合わせたストーリーを体験できる。料理のインスピレーションとなった場所を仮想的に訪れるなど、コースごとに異なるシナリオを展開。
👀 関連記事を読む
ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、 食習慣のニュースタンダード
⎿ 5つの食習慣のニュースタンダード
├ 😋 食を体験としてシェア。「ネオ・フーディー」
├ 🙅♀️ 無駄に食べたくない。「ごはんキャンセル界隈」
├ 💪 理想のカラダは食事から。「ボディメイク・コア」
├ 🌱自分が心地いい選択を。「サステナ美学」
⎿ 🍪間食が主食。「チェーン・スナッカー」
⎿ Z世代のインタビュー調査
├ 👩 CASE1 会社員/26歳・女性 Aさん「インスタストーリーでシェア、食が育む美意識とセンス」
├ 👨 CASE2 会社員/22歳・男性 Bさん「食事はキャンセルしても、食べ残しはNG。食事よりも推し活で心の栄養補給」
├ 👨 CASE3 会社員/23歳・男性 Cさん「タンパク質、タイパ、コスパ。今どきトレーニーの食生活と悩み」
├ 👩 CASE4 大学生/21歳・女性 Dさん「『ごちそうさま』を言いたくなる食事は、私のアイデンティティ」
⎿ 👩 CASE5 企業インターン/22歳・女性 Eさん「面倒で義務感のある食事より、流れを妨げないスナッキング」
⎿ 四半期レポート2024年夏号 編集後記【Z世代リアルボイス会議】
———