NEW STANDARD THINK TANKは、2024年7月にミレニアルズ及びZ世代の価値観をまとめた四半期レポートNEW STANDARD THINK TANK Quarterly Report2024<Summer> をリリースしました。レポートに収録された特集記事「A NEW STANDARD for EATING ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、 食習慣のニュースタンダード」を抜粋してご紹介します。
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🥢 ミレニアルズ的 丁寧な暮らしが、よりリアルな「サステナ美学」へ
「丁寧な暮らし」と聞くと、過去にさまざまなメディアやSNSが発信してきたイメージが思い浮かぶかもしれませんが、中高生の頃からSDG’sについて学び、マイボトルやエコバッグがスタンダードな環境で育ったZ世代は、また新たな価値観で「丁寧な暮らし」を実践しているといえます。
それらは食へのこだわりについても同様で、地産地消やオーガニックの観点で「食材の品質を意識する」がミレニアルズ(Y世代)で22%、Z世代でも15%という結果になりました。
一方で品質やサステナビリティを求めると、それらが通常の食材より「高価格帯」であるケースも回避できません。その際も「まずは自分たちにできることから」とフラットに受け入れ、アクションしていることもZ世代ならではの特徴といえるでしょう。
🍴 Z世代の83%が「自炊にポジティブ」=自己肯定感へ
下図を見ると、Z世代の50%が自炊に対してポジティブに感じており、33%がややポジティブという結果になりました。自炊=面倒・仕方なくやるというネガティブ認識ではなく、自炊によって「何を食べるべきか」コントロールすることが、自己肯定感へ影響していることが読み解けます。
🌱「サステナ美学」の3つの特徴
1. 食材や調味料の品質を自己管理した食生活を好む
2. ヴィーガンやグルテンフリーの知識も豊富で実践派
3. 食品に付随するプラスチック製品などにも配慮
🎤 Z世代のインタビュー調査
👩 CASE4 大学生/21歳・女性 Dさん
「『ごちそうさま』を言いたくなる食事は、私のアイデンティティ」を読む
💡 Z世代向けサービス発想のヒント
本レポートで調査を担当したZ世代リサーチャーが、「サステナ美学」のインサイトとZ世代の消費行動、最新マーケティングトレンドを踏まえて、サービス発想のヒントとなるソリューション案を提案します。
🛒 サステナ美学PB開発
環境・生産者・消費者にやさしいプライベートブランド。美味しさと手に取りやすい価格を実現し、持続可能な生産方法に配慮した健康的な食品を提供。
🍋 ガストロノミー ツーリズム・Z
Z世代向けのガストロノミーツーリズム イベント。生産者を訪れ、地元食材を使用した料理を現地のZ世代と一緒に味わうディナーイベントなど食を通じた体験を楽しむ。
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ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、 食習慣のニュースタンダード
⎿ 5つの食習慣のニュースタンダード
├ 😋 食を体験としてシェア。「ネオ・フーディー」
├ 🙅♀️ 無駄に食べたくない。「ごはんキャンセル界隈」
├ 💪 理想のカラダは食事から。「ボディメイク・コア」
├ 🌱自分が心地いい選択を。「サステナ美学」
⎿ 🍪間食が主食。「チェーン・スナッカー」
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├ 👨 CASE2 会社員/22歳・男性 Bさん「食事はキャンセルしても、食べ残しはNG。食事よりも推し活で心の栄養補給」
├ 👨 CASE3 会社員/23歳・男性 Cさん「タンパク質、タイパ、コスパ。今どきトレーニーの食生活と悩み」
├ 👩 CASE4 大学生/21歳・女性 Dさん「『ごちそうさま』を言いたくなる食事は、私のアイデンティティ」
⎿ 👩 CASE5 企業インターン/22歳・女性 Eさん「面倒で義務感のある食事より、流れを妨げないスナッキング」
⎿ 四半期レポート2024年夏号 編集後記【Z世代リアルボイス会議】
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