NEW STANDARD THINK TANKは、2024年7月にミレニアルズ及びZ世代の価値観をまとめた四半期レポートNEW STANDARD THINK TANK Quarterly Report2024<Summer> をリリースしました。レポートに収録された特集記事「A NEW STANDARD for EATING ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、 食習慣のニュースタンダード」を抜粋してご紹介します。
———
🥢 普段の食事内容について教えてください。
実家暮らしですが、家族はそれぞれ食べたいものが違うので自分で食材を買って自炊しています。基本は3食、バランスは朝少なめ、昼多め、夜はその中間ぐらい。朝はフルーツ、バナナがスタメン。実家の周辺では果物を栽培している人も多く、なるべく毎日違うフルーツを食べたい。またオートミールなど消化のいいものも。
昼ごはんは1日で一番重要で、健康的で簡単に作れる好きなものを食べます。自炊はリフレッシュでもあるし。意識高い系に聞こえるのはヤダけど(笑)、よく食べるのは全粒粉パスタとか。夜も自炊でタンパク質多め、炭水化物は少なめ、小麦は避ける。アーユルヴェーダの考え方が好きで、消化に負担のかからないものを選びます。油や穀物が多いと重く感じるんです。体型維持や体質に合った食事を心がけていますね。
間食はあまりしません。食べるとしたらナッツ、ガム、グミかな。市販のお菓子は甘すぎるし、お菓子より食事をしっかり摂りたい。空腹感がよほど強い時以外は、水を飲んで小腹を満たすかな。
🍴 自炊で食材にもこだわっているのですね?
値段も気にするけど、なるべく環境負荷の低いもの、植物性のものを選ぶことが多いです。食べたいときは、普通にお肉やお魚も食べますよ。産地も重視していて、地産地消は安心につながっている気がします。たとえば、青森産のにんにくが中国産より数十円高かったら買う、でも倍の値段なら中国産を選ぶ、というようなイメージ。添加物もなるべく避けるようにしていますね。
🤔 あなたにとって食事とは?
生産者や食事を作る人への感謝の意識を持って「ごちそうさま」を言いたくなる食事がしたいんです。食事とは私を作るもの、身体も精神も。何を選んで食べるかは、私のアイデンティティのひとつだと思うんです。
***
🌱「サステナ美学」の3つの特徴
1. 食材や調味料の品質を自己管理した食生活を好む
2. ヴィーガンやグルテンフリーの知識も豊富で実践派
3. 食品に付随するプラスチック製品などにも配慮
💡 Z世代向けサービス発想のヒント
本レポートで調査を担当したZ世代リサーチャーが、「サステナ美学」のインサイトとZ世代の消費行動、最新マーケティングトレンドを踏まえて、サービス発想のヒントとなるソリューション案を提案します。
🛒 サステナ美学PB開発
環境・生産者・消費者にやさしいプライベートブランド。美味しさと手に取りやすい価格を実現し、持続可能な生産方法に配慮した健康的な食品を提供。
🍋 ガストロノミー ツーリズム・Z
Z世代向けのガストロノミーツーリズム イベント。生産者を訪れ、地元食材を使用した料理を現地のZ世代と一緒に味わうディナーイベントなど食を通じた体験を楽しむ。
👀 関連記事を読む
ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、 食習慣のニュースタンダード
⎿ 5つの食習慣のニュースタンダード
├ 😋 食を体験としてシェア。「ネオ・フーディー」
├ 🙅♀️ 無駄に食べたくない。「ごはんキャンセル界隈」
├ 💪 理想のカラダは食事から。「ボディメイク・コア」
├ 🌱自分が心地いい選択を。「サステナ美学」
⎿ 🍪間食が主食。「チェーン・スナッカー」
⎿ Z世代のインタビュー調査
├ 👩 CASE1 会社員/26歳・女性 Aさん「インスタストーリーでシェア、食が育む美意識とセンス」
├ 👨 CASE2 会社員/22歳・男性 Bさん「食事はキャンセルしても、食べ残しはNG。食事よりも推し活で心の栄養補給」
├ 👨 CASE3 会社員/23歳・男性 Cさん「タンパク質、タイパ、コスパ。今どきトレーニーの食生活と悩み」
├ 👩 CASE4 大学生/21歳・女性 Dさん「『ごちそうさま』を言いたくなる食事は、私のアイデンティティ」
⎿ 👩 CASE5 企業インターン/22歳・女性 Eさん「面倒で義務感のある食事より、流れを妨げないスナッキング」
⎿ 四半期レポート2024年夏号 編集後記【Z世代リアルボイス会議】
———