疲れが取れない、眠れない……自分の理想の睡眠時間にあと1時間足りないMZ世代 | ミレニアルズ及びZ世代の睡眠調査【A NEW STANDARD for SLEEPING】

2024/10/11
ニュースタ!編集部

2024年10月、ミレニアルズ及びZ世代の価値観をまとめた四半期レポートNEW STANDARD THINK TANK Quarterly Report2024<Autumn> をリリースしました。レポートに収録された特集記事「A NEW STANDARD for SLEEPING ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、睡眠のニュースタンダード」を抜粋してご紹介します。
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⏰ 自分の理想にあと1時間足りない。睡眠に満足しているMZ世代は31.5%

本調査の回答者における平均睡眠時間はM世代で6.3時間、Z世代で6.2時間となり、それぞれの理想の睡眠時間よりもM世代で約0.9時間、Z世代で約1時間足りない結果となった 。睡眠に「とても満足している」人はわずか3.3%(M世代:3.1% Z世代:3.7%)で、「まぁまぁ満足している」が28.2%(M世代:28.8% Z世代:26.8%)と、満足している人は全体の約3割程度。

一方、「どちらともいえない」15.8%(M世代:16.8% Z世代:13.4%)、「あまり満足していない」39.2%(M世代:37.7% Z世代:47.2%)、「全く満足していない」13.6%(M世代:13.6% Z世代:13.4%)となり、半数以上の人が満足していなかった。

😩 疲れが取れない、眠れない。睡眠の悩みを抱えるMZ世代は93.0%

「睡眠に関する悩みがある」と回答したMZ世代は93.0%(M世代:93.3% Z世代:92.3%)に及んだ。最も多かった悩みは「寝ても疲れが取れない/目覚めが良くない」34.3%(M世代:30.8% Z世代:43.6%)で、Z世代では4割を超えることがわかった。

そのほかの悩みとして「寝たいのになかなか眠れない/考え事をしてしまう」24.5%(M世代:23.4% Z世代:27.4%)、「夜中に何度も目が覚める/睡眠が浅い」17.5%(M世代:20.2% Z世代:10.3%) 、「朝早く目覚めてしまい二度寝ができない」10.0%(M世代:12.2% Z世代:4.3%)が続いた。

😴 眠りはセルフマネジメントする時代。睡眠を改善したいMZ世代は86.8%

コロナ禍を経て健康意識が高まるなか、「睡眠を改善したいと思う」と回答したMZ世代は86.8%(M世代:86.4% Z世代:87.8%)となった。改善の目的としては「疲れを取りたいから」38.0%(M世代:37% Z世代:40.3%)が最も多く、睡眠に関する悩みと同様に疲れを感じている様子がうかがえる。

そのほかの目的として「体調を整えたいから」 24.9%(M世代:27.9% Z世代:18.1%)、「翌日のパフォーマンスを向上させたいから」 21.9%(M世代:19.4% Z世代:27.8%)、「目覚めをよくしたいから」7.2%(M世代:6.7% Z世代:8.3%)が続いた。

🥱 趣味、友人、家族、恋人。睡眠より〇〇を優先するMZ世代

日常生活における睡眠の優先度を聞いたところ、「睡眠より優先するものはない」と回答したMZ世代は10.4%(M世代:9.0% Z世代:13.8%)にとどまった。睡眠より優先するものとして、映画、音楽、ゲームなどの「趣味・娯楽」22%(M世代:21.3% Z世代:23.7%)を挙げる人が最も多かった。

ほかには「友人・家族・恋人との交流」15.3%(M世代:15.6% Z世代:14.5%)、「仕事・学校」12.9%(M世代:11.7% Z世代:15.8%)、「食事」9.3%(M世代:9.3% Z世代:9.2%)、「SNS利用」8.1%(M世代:7.7% Z世代:9.2%)が続く。またM世代のみ7.9% が「子育て・介護」と回答した。

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調査目的:ミレニアルズ及びZ世代の睡眠習慣から新しい価値観を明らかにする
調査対象:10代〜50代以上の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年8月23日-25日
有効回答数:368( X世代 n=86/M世代n=191/Z世代 n=82)
※なお当調査では、アンケート回答時点での45〜59歳をX世代、29〜44歳をM世代、14〜28歳をZ世代として区分した

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