2024年10月、ミレニアルズ及びZ世代の価値観をまとめた四半期レポートNEW STANDARD THINK TANK Quarterly Report2024<Autumn> をリリースしました。レポートに収録された特集記事「A NEW STANDARD for SLEEPING ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、睡眠のニュースタンダード」を抜粋してご紹介します。
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🧳 ヒルトンが予測した「スリープツーリズム2.0」
近年、質の高い休息を求める生活者の増加とともに、良質な睡眠を摂るための旅行「スリープツーリズム」が注目を浴びている。
ヒルトンが発表した2025年の旅行トレンド予測レポート「 Sleep Tourizzzm 2.0」*1では、最新の旅行者の興味深い傾向が明らかになった。旅行者の5人に1人が、休暇中にわざと一日中ベッドでくつろぐ「Hurkle-Durkling(ハークル・ダークリング)」を楽しみ、63%が「sleep divorce(睡眠離婚*2)」、つまりカップルが互いの睡眠を妨げないよう別々の部屋で寝ることを旅行先のホテルで実践したいと答えた。さらに70%の旅行者が、ウェルネスルームなど睡眠中心のアメニティが充実したホテルを選びたいと考えているという。
従来の観光やアクティビティを中心とした旅行ではなく、「休息」や「睡眠の質向上」を目的とする旅行の関心が高まるなか、スリープツーリズムは健康とウェルビーイングを重視する新しい旅行スタイルとして、今後さらに人気を集めることが予想される。
*1:Hilton「Sleep Tourizzzm 2.0: The Next Sleep Cycle」
*2:TABI LABO「同棲カップルの新たなスタンダード、『睡眠離婚』って何?」
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⎿ ヒルトンが予測した「スリープツーリズム2.0」
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1日中ベッドで“腐る”のが私にとって最高に贅沢な休日
├ 👦🏻 会社員/35歳・男性/Bさんの場合
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├ 👩🏻 会社員/26歳・女性/Cさんの場合
オンとオフの曖昧な境界線。細切れの仮眠と休日の寝溜め
├ 👩🏻 学生/20歳・女性/Dさんの場合
睡眠は無駄かもしれない。でも、添い寝する関係は必要
├ 👦🏻 社会人/32歳・男性/Eさんの場合
“推し”と過ごす夜のために。睡眠マネジメントは共感を重視
├ 👩🏻 学生/21歳・女性/Fさんの場合
自由すぎるフルリモート生活。早起きできない自分に自己嫌悪
編集後記:睡眠キャンセルも?スキル化する睡眠にプレッシャーを感じてしまう【Z世代リアルボイス会議】
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