2024年10月、ミレニアルズ及びZ世代の価値観をまとめた四半期レポートNEW STANDARD THINK TANK Quarterly Report2024<Autumn> をリリースしました。レポートに収録された特集記事「A NEW STANDARD for SLEEPING ミレニアルズ及びZ世代の価値観から生まれる、睡眠のニュースタンダード」を抜粋してご紹介します。
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🛌 短く質が低い日本の睡眠。厚労省、10年ぶりに睡眠指針改訂
2024年2月、厚生労働省は約10年ぶりに「健康づくりのための睡眠ガイド2023」*1を公表した。厚労省が推進する「健康日本21(第二次)」では、睡眠による休養を十分取れていない人の割合を2009年の18.4%から15%へ低下させることを目指していたが、2018年に21.7%と悪化。これを受けて今回は「成人」「こども」「高齢者」の区分ごとに推奨事項を提示するとともに、新たな科学的知見を踏まえた参考情報を取りまとめている。
成人に向けては6時間以上を目安とした睡眠時間の確保を推奨しつつ、各個人に合った睡眠時間を自ら探る必要があるとしている。また、定量的な推奨事項だけでなく、睡眠によって休養が取れていると感じる「睡眠休養感」の重要性を強調。睡眠休養感を低下させる要因として、日中のストレスや就寝前の食事、朝食を抜くこと、運動不足、慢性疾患などがあると指摘し、睡眠の環境づくりや生活習慣の見直しなど、定性的な改善も提案している。
今回の調査においても、Z世代の4割以上が「寝ても疲れが取れない/目覚めが良くない」 と回答しているが、厚生労働省は日本全体として国民の睡眠習慣を改善したい考えだ。
*1:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
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